こんにちは、ばしです。
買っても買っても履いてもらえない。
我が家のレディス靴たちの話です。しまい込んだままのが結構たくさんあります。なぜかと言いますと、私が娘や家内に断りもなく勝手に買ってくるからなわけですが、先日「BONTORE ボントレ」なるスペイン製のペアでNGを食らって以来、レディスの靴コーナーをうろつくのは控えるようにしてます。
そんなある週末の午後。
近所のいつものセカストのメンズの雑多な靴コーナーに見慣れぬやつが。メンズにしては少し小さめ、レディスにしては少し大きめかな？サイズ感＆デザインともにユニセックスな感じのやつです。おお、ひょっとしたら娘が履きたいっていうかもどうしよう。
迷ったら前へ進め。
白いレザースニーカー
オールレザーです。アッパーもソールも真っ白。
まあ、ほんの少しだけ薄汚れてるのですが、傷やダメージは無さそう。で、何より、
ヒールジップタイプ。
結構珍しいですね。安物の靴にこの仕様はないな。
で、
内側もオールレザー。スニーカーとしてはかなり贅沢な造りです。ブランド名などどこにも表記がありません。どこの何者だろう。唯一の文字は踵付近外側の刻印のみで。
うーん、何の意味があるのでしょう。「38」はなんとなくサイズ感のように思えます。とりあえず持ち帰ってみて色々調べてみましたところ、こんなブランドのモノらしい。
Common Projects コモンプロジェクト
すみません、聞いたことありません。
初見です。こんなブランドだそう。
プラタン・プーパ(Prathan Poopat)とフラビオ・ジロラミ(Flavio Girolami)の両者が2004年にアメリカのニューヨーク州に設立したフットウェアブランドです。 ニューヨーク在住のプラタン・プーパがアートディレクター、イタリア在住のフラビオ・ジロラミがクリエイティブディレクターを務めています。
こちらから引用させて頂きました。比較的若いブランドですが、若者に人気なのでしょうか。良く分かりません。
ブランドコンセプトは、「形状・機能・素材の三つの要素を組み合させ、実用的でラグジュアリーな製品を作り出す。」です。無駄な装飾やブランドロゴをなくし、ミニマムでモダンな作りを表現しています。ブランドの代名詞であるゴールドで配色されたナンバリングをヒールにデザインすることでラグジュアリーな1足に仕上げています。
なるほど、確かにミニマムでラグジュアリーです。
金色の刻印によるナンバリングは「スタイル」と「サイズ」と「色」を表しているのだそう。おお、やはり38はEU38だったようです。イタリアで職人が手作業で製作しているらしい。新品は結構なお値段するみたいです。
くるぶし内側に丸パッチ。オールスターみたい。だけど、ブランド名も何もないと二束三文扱いになっちゃいますよ。ええ、今回も比較的お買い得な感じでした。ですが、娘は知ってたようなので、見る人が見ればそうと分かるみたいです。
さて、彼女の足には少し大きそうですが、履いてもらえるのでしょうか。とりあえず、綺麗にしましょう。白は白くあらねばなりません。
いつも通り、まずは左足から。
LEXOL
今回はいきなりLEXOLいってみました。
歯ブラシでわしゃわしゃ。
ベロ部分も薄汚れてます。
布にとって、の方がきれいになるかも。
うーん、まあまあかな。
いや、取り切れません。
真打を登場させましょう。
RenoMatのリムーバー
やはりしつこい汚れにはこいつです。
おー、すっきり。
左足完了しました。
まあまあ、かな。で、最初からRenoMatで良かったな。
ソールもレノマットしましょう。
どうでしょう？
おお、ゴムも綺麗になりますね。皺部分とゴムの凹凸部分は歯ブラシで掻き出すのが効果的です。ただ、意外と圧がかからないんですよね。平らな部分は布にとって直接指で、の方が綺麗になります。
ただし、強力リムーバーは時に色落ちし過ぎてしまうことがありますので、擦り過ぎは厳禁です。様子を見ながら力加減を工夫しましょう。
そうそう、こんな底面も溝にも歯ブラシが効果的です。
よし、最後の仕上げとまいりましょう。
コロニル1909シュプリームクリームデラックス（ムショク）
いつものクリーム入れてみました。
意外なことに、この工程でも汚れが浮き出してきて綺麗さがアップしました。コロニルは栄養補給＆艶出しだけかと思ってましたが、汚れも多少は落ちるんですかね。新たな発見です。
右も同じ手順で仕上げました。でもって、靴紐も石鹸で綺麗に洗って１日乾かしまして、メンテ作業は完全コンプリートです。
どうだっ。
おお、なんかすっきり、透明感もアップしたような。
内側も同じ手順で綺麗にしました。
ラグジュアリーなスニーカーです。
それに見合う状態に戻ったかな。
【BEFORE】
【AFTER】
くすみが取れたような。
【BEFORE】
【AFTER】
アングルが異なります、ご容赦を。
皺に入り込んだ汚れも綺麗になりました。
さすが、RenoMat。
頼りになります。
なんだけれども、
娘は履かないとのこと。
オーマイガー。転がしましょう。
なんとも頼りにならない父親です。
そんなこんなで今回の結論。
「白いレザースニーカーのメンテにはRenoMat」
ですな。
（おしまい）
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