こんにちは、ばしです。
メンテしないといけないペアがたまってきてます。
素敵なやつが沢山で、ビン靴好きとしてはもう、たまりません。
おお、たまってるのにたまらないとはこれ如何に、、、。
などと軽口を叩いておりますうちに、
気づけば8月になってしまいました。
今回は「ゆく靴くる靴」です。
ほんとうは5月に買った「旧旧チャーチのサドルシューズ」の予定だったんですけどね。先週末にメンテするつもりが、この暑さでさぼってしまいまして、記事にできません。なもんで、予定を変更です。先週に4&5月分を振り返ったばかりで恐縮ですが、今回は6&7月。今回も2ヶ月分、まとめてご報告です。
7月に買ったうち3足は個別の紹介がまだなのですが、そんなこと言ってたら9月になってしまいそうです。書けることから順次記事にしていきましょう。
2022年6&7月、こんな感じでした。
おお!素晴らしい!
ここにきてようやく売れました。さすがボーナスシーズン、高価格帯の本格靴などが旅立って行きました。やはり、いい靴は中古でも売れるんですね。それなりの足数を買ってしまったにも関わらず、お陰で単月の収支も久々のプラスです。累積していた赤字も少しばかり改善しました。ほっ。
売り6足に買い10足。
今回もボリューム満点です。
個別に見ていきましょう。
いつも通り、まずは売りからご紹介。
【旅立った靴その①】Taylor Made by E.E.Taylor
スパルタンな顔つきで、大変大変オトコマエのサドルシューズ。大のお気に入りだったのですが、
8Cの割には爪先が細い。素足で履いても指先だけがやや窮屈で長く履いていられない。手放したら恐らくもう二度と手にすることは無さそうと思いながらも、履けないものはしょうがない。涙ながらに旅立たせたのでした。
【旅立った靴その②】PEAL&CO/BROOKS BROTHERS/EG
アメ村のFLAGさんで見初めたPEAL&CO。丸3年我が家に逗留の後旅立っていきました。
この刻印、EDWARD GREEN製だそう。記念すべきマイファーストEGだったのですが、中敷き入れても爪先がほんの少しあまります。息子にとっておこうかとも思ったのですが、そんなこと言いだしたら売る靴がなくなってしまいます。目出度く旅立ったのでした。
【旅立った靴その③】Weejuns
娘にと拾ってきたWEEJUNS。所謂、バスのローファーです。ですが、茶は要らない。黒が欲しかった。とのことで履いてもらえず。
エルサルバドル製でしたが、かなり出来が良かった。特に、中敷きがソフトで履き心地よさそう。とのことで、家内が履くとのことになったのですが、彼女は他に素敵なローファーを持ってます(過去記事)。出番あまりなく、結局転がすこととなった次第です。
【旅立った靴その④】HIROSHI TSUBOUCHI ロングウイング
2年と少し前に拾ってきた白いロングウイング。とはいえ、スニーカーライクな履き心地でなかなかに素敵なペアでした。
ダメージはないものの汚れが酷かった。消しゴムなどの活躍によりがっつりと綺麗になったのでした。昨年も売りに出すも途中で出品取り下げて履きました。今年も履くつもりでしたが、別の白いペア(「白いボーリングシューズ」)を手に入れましたので、トコロテン式にサヨウナラです。ですが、ちょっぴり後悔。
【旅立った靴その⑤】SOVEREIGN by Edward Green
今年3月、25回目の結婚記念日に拾ってきたエドワードグリーン製のペア。
履いて履けないこともなかったのですが、ほんの、ほんの少しだけタイト。素足ならちょうどよかったのでしょうが、こいつは素足ではまず履きません。悩んだ末、収支改善の切り札として旅立ってもらいました。気に入ってもらえたみたいで良かった。新しい持ち主の足元で活躍してくれてることと思います。
【旅立った靴その⑥】Alden 54421
ITSHIDE(イッツシェイド)のコマンドソール仕様のVチップ。素敵なペアなのですが、明るめの茶色のペアって、出番少ないんですよね。
アッパーには色ムラもあり、仕事よりはむしろカジュアル向きです。息子に履くかと訊いたら要らんとのことだったので、サヨウナラしました。買った値段で売れました。手数料と送料分赤字です。何やってんだか。オールデンのVチップは濃い色目のをそのうち買い直します。どうせならコードバンにしよう。
以上、売りの6足でした。
ね、いい靴が売れましたでしょう。どれもこれも売るか売らまいか悩んだのですが、悩むようなペアだからこそ売っていかないと一向に減りません。6足いずれも、新しい持ち主のもとで活躍してくれることでしょう。達者でな~。
引き続き、買いの10足。こいつら。
【拾ってきた靴その①】REGAL Carriage Collection
Vcleat、踵付近で巻き上がるロングウイング。「Carriage Collection」というUSA製のリーガルのペアです。
ファクトリーナンバー777。なんかいいことありそう。そんな自分への誕生日プレゼントなのであります。
【拾ってきた靴その②】PATRICK COX スエードチャッカ
マイファーストPATRICK COX。唯一無二なスタイルの英国製の素敵なチャッカです。セカストの雑多な靴コーナーで一目ぼれした奴です。
サイズ41とほんの少しタイトですが、ストレッチさせて伸ばしながら大事に履いていきます。秋に履き下す予定です。楽しみ。
【拾ってきた靴その③】REGAL 2640
革底の旧いリーガル推しの私です。
グリセリン保湿して甲の皺を整えてました。ソッコーで転がすつもりで拾ってきたのですが、なかなか転がりません。このままでは夏が終わってしまう。ですが、心配ご無用です。来年も夏はやって来ます。
【拾ってきた靴その④】FLORSHEIM Custom Grade
メルカリでゲットした古いフローシャイム。
「Custom Grade」。オーダーなペアのようです。気持ちサイズ大き目ですが、細身なんで大丈夫そうです。ローファーばかりそんな沢山要らないし、転がしてしまいたい誘惑にも駆られるのですが、恐らく1960sと古いペアです。君はしばしステイな。
ここまでの4足が6月分。です。
引き続き7月分の6足、いってみましょう。
【拾ってきた靴その⑤】Florsheim Split Toe
踵履き口にダメージありますが、修理して履く覚悟でぽちったフローシャイム。メンテしたら、まず履くか、それともすぐに入院させるか。悩み中。
特殊品番。LB。1981年12月製っぽいです。そんな古くはないのですが、このスタイルは滅多に出ないということで、確保しとくことにしました。8月中にはメンテです。8月中には記事にします。絶対に。たぶん。
【拾ってきた靴その⑥】GUCCI ビットローファー
グッチのビットローファー。
やはりこのスタイル、唯一無二です。茶を持っておりまして、色違いを永らく探しておりました。ようやくゲットです。グッドです。
【拾ってきた靴その⑦】JAPANESE VTG BLIND BROGUE SHOES
久々のリユースショップ巡りで拾ってきたジャパンビンテージ。
あまりに素晴らしくて、寝室の見えるところに置いて毎晩愛でてます笑。
スーツの足元で履き下すと決めてます。早く秋が来て欲しい。
【拾ってきた靴その⑧】白いボウリングシューズ
こいつも久々のリユースショップ巡りで拾ってきたやつです。夏向けの白いスプリットゥ。ですが、実は、
左右のソールが異なる。こいつ、旧いボーリングシューズなのでした。HIROSHI TSUBOUCHIを旅立たせましたので、この夏の白はこいつで。
【拾ってきた靴その⑨】Eduard Meire
3足目となるエドワードマイヤー。ウクライナから届きました。
思ったよりデカいんですよね。中敷きで調整が効くのか、息子に履いてもらうのか、はたまた早々に転がすことになるのか。まあ、メンテ終えてから考えましょう。8月中にはメンテです。8月中には記事にします。絶対に。たぶん。
【拾ってきた靴その⑩】BONORA
マイファーストBONORA。写ってませんが、腰裏に穴が空いてます。修理しないといけないので安かった絶滅危惧種。リユースショップから保護してきました。
修理費用いくらかかるか不安ですが、まあ、それを前提でゲットしましたのでしょうがない。ウッドネイルだし。シームレスヒールだし。なあんて、実はそんな詳しくないんですけどね。ちょっぴり大きめサイズですが、こちらは中敷き1枚で問題なく調整できそうです。これも8月中にはメンテです。こいつはメンテしたらBONTAさんに直行予定です。遅くとも9月中には完了させて記事にします。たぶん。
以上、買いの10足でした。素晴らしき10足です。
リーガルのローファーは転がす用ですが、それ以外は自分用です。この2ヶ月は娘や家内向けのレディス靴もなく、真に自分で履く素敵な靴をゲットできたと自画自賛です。
【総括】
(ソースかつ)
あ、失礼。
さて、7月になり、月初と月末にようやく売れました。
「新規に出品したから」
「ボーナス時期だったから」
「値下げの要望にお応えしたから」
「そもそもの販売価格が安かったから」
まあ、色々あるでしょう。
わたくし的には、
「お宝だったから(おタカラだっタカラ)」
なんて、ふざけたような理由が好みなのですが、実際に人気の本格シューメイカーのものがほとんどです。加えて、価格に関しては妥当もしくは相場より安めであることも理由のひとつかなあと。あとはサイズがあうか、色は好みのモノか、といったところなんでしょうかね。
でもって、引き続きたくさん買いました。
「安かったから」
「以前から探していたから」
「掘り出し物を見つけたから」
「素敵な出会いが多かったから」
まあ、色々です。
わたくし的には、
「お宝だったから(おタカラだっタカラ)」
なんてね笑、ふざけたようですが、実際そんな感じでした。2ヶ月で10足と量は多いですが、1足あたりでは5,600円。その割には中身は大変充実です。メジャーどころも多く、顔触れを見る限りではかなりお安くお宝をゲットできたように思うのですが、どんなもんでしょうね。
【今後の活動方針】
あらためて、これまでを振り返ってみますと、
たくさん買いました。たくさん増えました。もうね、見てるだけで
「お腹いっぱい」
というのが率直な感想です。
今年これまでの7カ月で38足購入。お蔭さまで大概いろんな靴を買いました。ほんとに、量もさることながらその中身において、かなり満足しております。日・米・英・独・伊・他と、出身もかなりグローバル。また、ビンテージあり変わり種ありと、存分に楽しめました。なもんで、「次はこれが欲しい」とか、「これだけは絶対に手に入れたい」といった目当ての靴やブランドは、今の時点ではもうそんなにありません。
そりゃあね、「コンコルド」とか「バイキング」とか、欲しくないかと問われればそりゃ欲しいわけですが、それは特段急ぐものでもありませんし、そもそもそんな激レアなのはそんな容易に手に入るものでもありません。
で、手頃なやつを漁るわけですが、そうこうしているうちに、ここ数カ月で靴棚から溢れた靴がさらにあふれ出してきました。これ以上さらに積極的に費用投下して、、、という時期は一旦過ぎ去ったようにも思えます。そもそも、費用投下っていうほど投下もしていないのですが、まあ、そんな意味で、結構お腹いっぱいです。
増えた理由を分析しますと、
「実物を見ずにマイサイズを見極めるスキル」が習熟してきたから、ということも大きいように思ってます。荷物が届いて、メンテして、足を入れてみたらいい感じ、ということが多い。当然、「ステイ」となる。お陰で、右から左で売り出す靴の割合が減り、靴棚のスペース不足につながっているものと思われます。
お気に入りのマイサイズのペアが増えるにしたがって、心理的にも「売りたくない」というやつの割合が増えるという、これまでにはなかった悩みが生じてきました。
なもんで、当面は「売り」への注力も小休止です。
どれを売りに出すか出さないか、で、悩むのも結構疲れます。「手放したら後悔しそう」、そんな素敵なやつらが沢山おります。また、今後はビンテージ靴の入手そのものが多少困難になっていく、あるいは価格が上昇していく傾向にある、なんて話もあります。これまでに安く買ったものは無理に売りに出さずとも、ここらで一旦ストックしておいてもよいかなあ、なんて風にも思い始めた次第です。
なもんで、当面は「売り」も様子見です。
とはいえ、豊富な財力を有しているわけではありません。ささやかなお小遣いの範囲でのやりくりはこれまでも今後もマストです。なもんで、8月以降は、
「売りは積極的には行わない」
「買いはリユースショップで安いのだけ」
「マイサイズではない儲かるやつを漁ってすぐに転がす」
こんな感じでいってみようと思います。
「2千円でおつり」とまではいかなくと、「3千円でおつり」程度に金額の縛りを設定すれば、仮に5足買っても15000円です。そんな沢山出会いはないでしょうから、1万円前後で遊べるでしょう。金額的にネットではなく足で稼ぐことになります。リユースショップで日本製のビンテージの誂え靴を中心に、地道かつ積極的に漁ってみようと思ってます。
(信貴山を仰ぐトレファク八尾店)
一方、別建ての活動としまして、ソッコーで儲かりそうな「マイサイズでない」やつを厳選して購入し、メンテしてすぐに転がすことで、収支改善の手助けとしたい。あわよくば既存の靴の修理費用も捻出できるかもしれない。売りはそんなやつを中心にしよう。履けないものを転がすのであれば、迷いも躊躇も、後悔で胸が痛むこともない。
おお、グッドアイデアかも!
財布に優しい。
靴にも優しい。
加えて何より、
ブログ記事のネタにも困らなさそうで私にも優しい。
おお、これはなかなかいい考えかもしれない。
まあね、
そんなうまういくかどうか分かりませんが、
とりあえずそんな方針でいこう。
ゆる~く頑張ってみます。
(おしまい)