ピエールカルダンのビンテージ・タイ(その4完結編)

こんにちは、ばしです。

 

今回はネクタイの話題です。

蒐集中の「ビンテージなピエールカルダン」のネクタイについて、です。でもって、今回の「その4」で打ち止め、一旦の完結といたします。

「ピエールカルダンのビンテージタイ」記事一覧

今年3月に「その3」ということで記事にしたばかりなのですが、その後も買い進めておりました。3月時点での様子はといいますと、

全部で30本になりました。
で、重要なことは、

30本中の17本。

これが蒐集中のピエールカルダンです。他の13本と何が違うのか。それは素材です。この17本は「ポリエステル製」のネクタイなのです。

ポリエステルの誕生は1941年イギリスでのことだそう。商業化に成功したのが1950年代で、その後、徐々に広がり1970年代には衣類、カーテン、寝具などの家庭用繊維として需要が増加。

ポリエステルがネクタイ素材として採用されていたのは、素材自体に新規性と話題性があった時代までです。一般化しコストダウンも図られた1980年代には「ポリエステルのネクタイ」は市場のニーズが薄らいだ。つまり、

「ポリエルテル製=1960s~70sのビンテージ」

であるため、蒐集を始めたとの経緯です。前回の「その3」以降の3か月で、追加で3本ゲットしました。これで20本。1か月毎日ポリエルテル製のピエールカルダンのネクタイ締めて過ごせる本数となりましたので、当初の予定通りここらで一旦の締めくくりといたします。

まあね、「20本」となった以外にも完結する理由はあるのですが、それはまた後ほど。まずは、追加で購入した3本のご紹介です。

 

【その1】

かなり旧そうなタグの一本。ひょっとしたら手持ちのポリエステル製のピエールカルダンの中で最初期の頃かもしれない。そんな可能性を感じてぽちってみみた。

発色のよいブルーのソリッドタイ。出番はまだありません。なぜって・・・、それは後ほど。

 

【その2】

「MACY’S」とあります。アメリカの百貨店です。1851年にマサチューセッツ州ヘイブリルにて創業。1858年にニューヨークへ移転してマンハッタンの6番街14丁目にニューヨーク最初の店舗を構えたそうな。自ら新店舗を出店するとともに他州に拠点を置く百貨店を買収してはメイシーズの店舗に置き換えて、店舗数を拡大していったのだそう。これもカリフォルニアにあった百貨店が買収されたのでしょうね。

濃紺にPのロゴパターン。落ち着いた小紋タイっぽい雰囲気が気に入ってぽちりました。ロゴの白が白さを保っているのは素材がポリエルテルだから、かもしれない。万一汚れても丸洗いできるし、化学繊維だから虫も食わないのかな。コンディション良好ですが、登板はまだです。

 

 

【その3】

週末に届いた20本目はストライプタイ。紺地に左肩上がりの白いストライプが素敵です。安かったんでゲット。

「LIBERTY HOUSE」とあります。調べてみたところ、1849年設立のハワイ州ホノルルに本社を構えていた老舗百貨店及び専門店チェーンだそう。ハワイ諸島全土やグアム、そしてアメリカ本土にも店舗があったそうですが、2001年に先ほどのMACY’Sメイシーズに買収されて店名は消滅したらしい。こいつもまだ未登板であります。

 

いやはや、3本ともブルー系です。初夏の季節はついつい青に手が伸びます。まだどれも登板させていない状況なのですが、その理由は、

一番右は、青が青すぎるから。

発色が良すぎるといいますか、ドラえもんみたいなんですよね。シャツにジャケットをどうするか、悩んではいるもののいいアイデアが浮かばない。難易度高い色目です。

他の2本は、太すぎるから。

全部が全部ではないのですが、この年代のネクタイには極太なやつが少なからずあります。そんなやつらは自分でチクチクと細く幅詰めするわけですが、今回も濃紺の二本が太いです。

重ねてみた。

一目瞭然です。10センチ越えのネクタイはそのままでは太すぎて締めづらい。また糸を解いて芯地を切って幅詰めせねばならなりません。まあね、最初のうちは楽しかったんですけどね、最近は流石にそろそろ面倒になってきた。数も色柄も一通り揃ったようなのでそろそろここらで休憩です。

なんて思ってるうちにもう1本届いた。

 

【その4】

「PURE SOIE」とあります。シルク製です。ポリエステルではない。なんだけれど、フランス製のこいつはカタツムリみたいなロゴなどから、ポリエステル製と同様に旧い年代のものと思われます。で、

旧いからでしょうが、穴が開いてます。

アナアキーなやつです。穴開きと判ったうえで購入しました。まあ、安いかったし、構わんでしょう。で、メルカリで600円のところ、出品者さんは穴に気づいていなかったようで、発送の段階で「穴開いてました」とのことで、別のネクタイをもう1本おまけでつけてくれました。

「キャンセルしてもらってOK」とのことだったのですが、いやあ、こんなの僕以外に買う人いないでしょ。売れなければ廃棄処分される可能性が濃厚です。いやいや、それは良くない。なんせデザインが素敵です。

この独特なマルチストライプなデザイン。この年代のフランス製は、この手の独特なデザインが素敵で唯一無二なモノが少なくないのです。救出せねばなりません。僕がやらねば誰がやるというのか。

てなことで昨日早速締めてみました。

うーむ、やはりグッドです。救出して正解だったな。穴の手当はまだなので、写真に写らぬよう剣先はフレーム外とさせていただきます。

で、素敵とはいえ、もうね、ポリエステル製以外にまで手を広げると際限がなくなります。なもんで、ピエールカルダンのネクタイはこいつで一旦はコンプリートとしよう思う。

 

てなことで、あらためて記念撮影。

まずはストライプな奴らで。

革新的なデザインで有名なピエールカルダン。日本製のライセンスモノのネクタイは同様に個性的または奇抜なものも少なくないですが、フランス製やポリエルテル製の旧いモノはさほど奇抜ではない。

無地や小紋柄ライクなオーソドックスなものも多いですが、中でも特に「ストライプ」が豊富な印象です。とはいえ、ひと捻り効いていて、マルチストライプなことがほとんどです。左肩あがりの割合もかなり高い。それって・・・、ええ、大変大変好みです。欲しいと思って探してもそうは多くは見当たらない。そんなやつが安く買えて大変嬉しい。

 

なんて言ってたらじゃんじゃん増えた。

うーむ。何本になったか知りませんが、めちゃ増えました。全部で何本あるのでしょう。三十数本?かと思われます。もう十分でしょう。とりあえずポリエステル製だけで20本になったし。

あ、いや、数えてみたら21本あります。

どうやら前回の「その3」の時点で18本あったみたい。けどまあ、20本も21本も大差ありませんし。幅詰めしてデビューさせたいわけですが、もうすぐ夏だし、21日連続で21本、今からスタートするには終盤の熱さが少しばかり酷なようです。こいつらで丸々ひと月を過ごすのは夏を越えてから。もう少し先になりそうですね。

 

秋が来るのを楽しみに待つとしましょう。

 

(おしまい)

 

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