タイクツにジャケパン2025-2026(5)

こんにちは、ばしです。

 

早いもので12月も半ば。

大阪も先週あたりから急に寒くなってきてようやく冬らしくなってきました。今年ももうすぐ終わりますね。仕事も年内あと2週間を残すのみ。すなわち、今年のネクタイの出番もあと2週間です。そう、今回は12月前半2週間の靴とネクタイの記録であります。

2週おきに取りまとめて記事にしておりますが、毎回同じ手順でちょっぴり飽きてきたな。ええ、飽き性な私です、実は。飽き性なんだけれども、継続することで新しい何かが生まれ見つかるかもしれない。そう思って修行僧のように頑張っております。

何か。

って、何? おおグッドクエスチョン、いい質問です。何か。って、それは、継続した人にだけいつの日にか見えてくる何か、なのです、きっと、知らんけど。なんせ僕にはまだ何も見えんし。

 

 

【第9週】

 

12/01 MON

Laszlo Budapest

BREUER

足元はラズロー。ディンケラッカーの工房がスペインに移転してしまったことで俄かに脚光を浴び始めた東欧の工房の靴です。ネクタイはブリュワーとかいうやつ。以前転がしたら割と儲かったんでまた拾ってきました。こいつもそのうち転がそう。

ところでそういえば、タニノクリスチーがクローズした際は職人の一部がジャコメッティに移ったらしいですが、今回のディンケでも同様のことがあったのでしょうかね。そうだといいな。ツォップナートのような職人技はぜひ後世に繋いでいってほしいものです。

 

 

12/02 TUE

Camel Skin Dack’s

早稲田屋

足元はカナダ靴・ダックス。キャメルスキン=ラクダのダービーシューズです。8Eとやや幅広ですが、程好いゆとりでちょうど良い。ネクタイは早稲田屋さんとかいうシャツ屋のオリジナルらしい。ドットのネクタイって最近あまり見かけません。エンジやネイビーだと一昔&二昔前っぽい印象だけど、グレー地ならそうでもないのではないか。と思ったのですが、どうなのでしょう。

 

 

12/03 WED

Alfred Sargent for REGAL

GRENVILLE

足元は英国製ベンチメイドのリーガル。リーガルと言いながらサージェントのペアです。ダブルコバがやや個性的過ぎるのですが、まあ、こんなやつが一足あっても問題ないでしょう。ただ、ロングノーズな靴はあまり履かない私です。そのうち転がす予定。ネクタイは旧い英国製のウールタイ。素朴でシンプルなデザインがお気に入りの一本です。

 

 

12/04 THU

HANOVER L.B.SHEPPARD

Jim Repine

足元はコードバン。ハノーバーのコードバンなので、ホーウィン社のコードバンと思われます。まあ、どこのでも構わんのですが。ネクタイはJim Rapineとかいうところのモノ。タグの一番下段に「MFD BY ASICS」とあります。アシックスがその昔に展開していたアウトドアラインのブランドのもののようです。まあ。色柄が気に入ったわけで、ブランドはなんでも構わんのですが。

 

 

12/05 FRI

SHIPS MASTER CRAFTED FOOTWEAR

VANNERS SILK

足元はシップスオリジナルなやつ。セレクトショップのオリジナルのモノって大したことないモノも多いわけですが、こいつはなかなかに本格派。中国製なのですが九分仕立てのハンドソーンでアッパーはボックスカーフらしい。小窓の仕様などレイマーと瓜二つで、レイマーと同じ工房のものである可能性もあるらしい。要は、なかなかに出来の良いやつ、みたいね。

 

 

12/06 SAT

Dr.Martens

DIESELの革ジャン

足元は息子のマーチン借りてみた。激安で拾って来た革ジャンのデビューに合わせ、ハード過ぎない黒のPTBをとのことで黄色ステッチのこいつにしてみた。インスタで教えて頂いたのですが、この革ジャンは仏軍のパイロットジャケットが元ネタらしい。ちなみに、インナーのセーターも軍モノです。どこの国のかは不明です。

 

 

12/07 SUN

TOKIO by DOMON

ダブルライダース

足元はトキオクマガイ。1980s前半の品です。最近は年配者向けの靴でも採用されているダブルジッパーですが、このトキオクマガイのダブルジッパーがオリジナルなのだそうです。ダブルジッパーにはダブルライダース、ということで、2日続けて革ジャン着てみた。

 

てなことで、11月後半の2週間から引き続き、3週21日連続でPTB履いてみた。ここまでくれば、手持ちのPTB総動員です。

 

 

 

【第10週】

 

12/08 MON

Marbot オフィサーシューズ

Hardy Amies

足元はMarbot。今月セカストで拾ってきたやつを履き下ろし。EU41なわりにサイズにゆとりあり。ウイズが大きめです。次回は中敷き足す予定。ネクタイは英国製のヴィンテージなやつ。乾いて色褪せたようなシルクの質感が堪らないやつです。この日は久々に電車通勤。久々にラヴェンハムを登板させ、4週目のPTB-WEEKをスタートさせた次第です。

 

 

12/09 TUE

Sears by HANOVER

HOLLAND & HOLLAND

足元はSears名義のハノーバー。中古で買って十年弱。だいぶくたびれてきました。そろそろ一度スペシャルケアを施さねばなりません。ネクタイは先月セカストで拾ってきたやつ。確か330円でしたが、モノはなかなかに悪くない。このくらいの大きさの千鳥格子は大好きであります。ところで、

この日は仕事で奈良へ行ったのですが、稲刈りが終わった田んぼのど真ん中にでかい聖徳太子がいてびっくりしました。もー、驚かすなよ。で、ちょっぴり寒そうに見える。北風も強くなってきたし、おい、誰かコートでも羽織らせてやってくれ。

 

 

12/10 WED

アンノウン赤茶3穴PTB

WOOD BURNINGとかいうやつ

足元はアンノウンなやつ。メンテして履き下ろしました。履き心地かなりグッドであります。相当に気に入りました。ネクタイはどこの何者かは知りませんが、親戚んちにいたブリタニースパニエルのピーチ(犬の名前)みたいなワン公がかわいくて買ってきたやつです。ソリッドな中にワンポイントの刺繍。たまにはこんなネクタイも悪くない。

 

 

12/11 THU

Sir Herbert Barker shoes by NORVIC

BROOKS BROTHERS

足元は英国靴。ハーバートバーカー卿なる形成外科医が考案した足にやさしいデザインの靴です。足指周りにたっぷりゆとりがあって確かに足にやさしい感じ。ネクタイは黒タグのBB。クラシックでありながらも米国のそれと分るデザインがかなり気に入ってます。青く深い碧の色目がご機嫌です。

 

 

12/12 FRI

布タグREGAL 2236

MARK STEPHEN MARENGO

足元は日本製靴時代のリーガル。1970s-80s頃と思われます。フローシャイムみたいに製造年月が判れば嬉しいのだが。日本の現行の既製靴メイカーでそのような取り組みをしているところはなさそうですね。やったほうが良いと思うんですけどね。海外の有名どころのベンチマークは価値があると思うのですが、そうではないのかな。ネクタイは英国製のウールタイ。色数沢山にしたくないんで、ネクタイの色目にジャケットと靴を合わせてみた。

 

12/13 SAT

Henderson Baracco

トキアプロフーモ

足元はハラコのバラッコ。黒い毛並みが狼男みたいです。映画の「ヴァンヘルシング」のヒュージャックマンなイメージ。ランチは近所のお気に入りイタリアン「トキアプロフーモ」にて。

土曜日は7時から早朝テニスでしたので、昼前には「腹減るシング」、みたいな感じでした。

 

 

12/14 SUN

FLORSHEIM IMPERIAL 92621

足元はフローシャイム。1970年12月製のコードバンのPTBです。こいつのためにシューツリーも調達しました。年に1回程度は履いて状態確認です。

この日は近所のドラッグストアまでてくてくと歩いてみました。こいつは手持ちのビン靴の中でもアンバーワンなやつなのですが、サイズ感もコンディションも全く問題なくて一安心。ちょうどこの日で毎日PTBを履き続けて28日28足目と相成りました。まだ何足か登場させてないPTBがあるのですが、もうきりがないんで一旦これで区切りです。締め括りに相応しいやつであります。

ミッション☆コンプリー

 




 

 

先月、高齢の母を施設に入れました。

サ高住、ってところです。で、聞くところによりますと「嫌だやっぱり帰りたい」なんてこともあるらしいとのこと。おお、大丈夫かな、やや不安。と、住んでた部屋の片づけは様子を見ておりました。で、1ヶ月経過して、母曰く、「とても快適。こんなことならもっと早く入居してたら良かったわ」とのこと。

おお、そりゃよかったわ。ひと安心。で、そりゃそうでしょうね、施設はまだ新しいし、スタッフさんもみな親切だし。怪我をして利き手を不自由にしてしまった母のQOLはこれで間違いなく向上するでしょう。まあ、だから勧めてたんですよね。

てなことで、一昨日の日曜日、それまで住まわせてたマンションの片付けに本格的に着手いたしました。いやはや、不用品てこんなに多いのね、ていうくらい捨てるモノだらけなのですが、中には懐かしいものも結構ある。

もともと住んでた家を引き払って私の住まう八尾市に両親が越してきたのは7年ほど前。7年前の時点で相当にモノを処分したはずなのに、思いのほか旧いモノが結構残っていた。

例えば、こんなの。

おお、1970年の大阪万博のガイドブックです。

おお、なんでまたこいつを捨てずに持ってきたんですかね。調べてみましたら、1970年当時で日本の人口はすでに1億人を突破していたようなのですが、本のタイトルは「5,000万人のための」なのね。うーむ、なぜ「1億人のための」、にしなかったのでしょう。そんなに沢山来ないかも、でも半分くらいは来て欲しいな。そんな感じだったのでしょうか。知らんけど。ちなみに1歳だった僕も連れられて一緒に行ったそうです。記憶ないけど。

この日は昼過ぎから約3時間作業しました。家内の手伝いもあり、というかそのお陰で三分の二ほどは片付いた。捨てるモノ、持ち帰って我が家で使うもの、などなど仕分けしながらの作業なのですが、ついつい「あ、これはあの時の・・・」なんて風に手が止まりがちです。いかんいかん、作業に集中せねば。で、ようやく片付けも終盤に差し掛かったころ、棚の隅っこに父のモノと思しき手書き文字のある封筒を発見。

 

念のため中を覗いてみたら・・・、

なんと!諭吉が三人!!

これはきっとオヤジのヘソクリやな。お袋に見つからぬまま3年半。おそらくここに隠したまま先に天国に逝ったようです。よし、任せとけ。この3万は息子である俺が預かったぜ。とはいえ、飲んで食って、後に何も残らないのは切ない。よし、折角のオヤジからの少し早めのお年玉です、記念に形として残るモノを買おう。

何が良いかな。そうだ、いやね、ちょうど良さげなやつがeBayに流れてるんですよね。今回のそいつはかなり旧そう1950sあたりと思しき英国モノなのですが、お値段がこれまた送料込みで日本円でちょうど3万円ほどなんですよね。ここはこの諭吉三人の出番かな。間違いない。

 

年末に届くらしい。

(おしまい)

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