こんにちは、ばしです。
2週間ぶりの投稿です。
皆さんいかがお過ごしだたっでしょうか? 今年は曜日の巡りが良くて9連休の方も多かったみたいですね。私は6連休でしたが、それでもまあ、長い連休ではあります。6日あればさぞ色んなことができるわけですが、いい歳したオッサンの場合はあっちゅう間です。なんといいますか、家族行事・親戚関連行事が目白押しです。
高齢になった親(私と家内と両方)とメシ、だとか、娘が旦那と家に来る、だとか、息子が彼女連れて挨拶に来る、だとか。加えて、なんせお盆ですので墓参り、だとか。そんな風にしてますと、休みなんてあっという間に過ぎる。
隙間時間で最近買った靴のケアなどに勤しむつもりでしたが、ほぼ手付かず。なんだけれども、新たな出会いはあったりして古靴の数はますます増える。うーむ、困った。休み中、何か一つくらいは靴関連の業務をこなさねば、と、取り組んだのが久々の出品作業です。
早く出品せねばと思いながら先延ばしになっていたペアが5足ほどありまして、順次写真撮影して、紹介文書いて、メルカリにアップしていく。わけですが、3足目の作業中に「あれ?」とハタと気づいた。
まあ、大した話ではないのですが。
WEYNBERG MASSAGIC
ウエインバーグのペアです。3年ほど前にオッドメントストアさんで購入したシボ革のロングウイング(当時の記事こちら)。
ロゴはこんな感じ。年代新しめとの印象です。
サイズ表記は8.5C。
中央付近の丸いマークは「ユニオンスタンプ」です。ユニオンスタンプとは、ユニオン=労働組合を指します。最近がどうなのかは不勉強で知りませんが、昔のアメリカは組合の影響力が大きくて、労働組合を認めない企業の製品は不買運動を行う、なんてこともあったようです。
このマークは、労働組合を認める企業で、そこの社員である組合員の手によって製造されたもの、つまり「ユニオンメイド」であることを証明するものです。小さくて見づらいですが、丸の中には握手しているイラストが描かれていて、この「握手マーク」の製品はざっくり1980sの製造とのことらしい。
ユニオンスタンプつきのウエインバーグのペアはこれで4足目くらいかな。サイズが合わなくてどれもすでに手放しましたが、ようやくマイサイズをゲットした、との次第です。ちなみに、この「握手型」のユニオンスタンプのウエインバーグは今回が初めてかも。過去の3足はすべて「ハウス型」のユニオンスタンプばかりでした。
振り返ってみますと、
その1)
でかくて右から左に転がしたヴァンプローファー。
ミッドソールの中央にユニオンスタンプ。
家みたいな形状です。なのでハウス型。ユニオンスタンプのマークも時代とともに変遷しているらしく、このマークはざっくり1960s製造であることを表すらしい。
その2)
自分用に買ったエプロンフロントなMASSAGIC。
内側にハウスマーク。これもやや大きくて結局転がしました。
その3)
キャップトゥの切り返しのステッチが美しいビンテージ感満載なMASSAGIC。
「670」はサイズを表す。6EEEのこいつは素足でタイトめジャスト。ややタイト過ぎて転がしたこいつには、くっきりはっきりユニオンスタンプ。「130」という数字がWEYENBERGを表します。
さて、戻りまして、
今回のペア。
確かに、1980sな雰囲気です。アッパーのシボ革は意匠としては素敵ですが、革質はと言いますと、旧い年代のそれのように上質なものではなさそう。
バックシャン。1980sによく見かける雰囲気です。
それなりに使用感もあります。ただ、「特別に上質でない」というだけで、品質的大変劣る、というわけでもない。頑丈で質実剛健が作りは「ザ・アメリカンビンテージ」といった趣で大変よろしい。
タン裏はレザー。爪先側のライニングは布。米国靴の品質は1960s年代をピークにコストダウンを余儀なくされるわけですが、その経緯が垣間見える仕様です。
ただし、土踏まずのアーチサポートはビン靴らしさを振りまいていて嬉しいぞ。次の持ち主もきっと喜んでくれるはず。高値で売ってやろう、うしし・・・。
ええ、そうなのです。こいつ、「ようやくマイサイズのウエインバーグをゲット」したと喜んでおったのですが、出番は数度程度で最近はクローゼットの肥やしに。なぜかいいますと、このペア、お店で足を入れたときは問題なかったのですが、
黄色の矢印付近、歩きますとこのあたり痛い💦
いわゆる「ボールジョイント」と呼ばれるポイントうちの小指側、ここが狭い。あるいは、狭くはないけれど全体が少し内向きに湾曲しているのか。
裏から見ると感な感じ。
がっちりしたグッドイヤーのアウトソールは重厚感があって大変よろしいのですが、うーむ、やはり外側は直線的であまり湾曲していなくて、爪先側が細身に感じる。確かに8.5Cなサイズ感なのですが、足指が長い8.5サイズの足向きなのかもしれない。なかなかに一筋縄ではいかなものですね。
などと思いなが写真を撮影していたら、
さっきは気づかなっかたけど、
???
こ、これはなんだ? 見つけてしまった。私の眼には「ハウス型のユニオンスタンプに見えるのですが気のせいなのか?
確かに握手型があったのです。
なのになんで、ハウス型もあるのか? 握手型がありますので年代は1980sで間違いないのでしょうが、これはいったいどういうことなのでしょう。と思い調べてみたところ、
スクショお借りします。
こちらは毎度おなじみ「古着屋ガレージセール」青山店長のブログにあったHYTESTのペアなのですが、こちらはでかでかと2種類のユニオンスタンプが仲良く並んでいます。青山氏曰く、旧いソックシートが残っていたのを「もったいないから使っちゃえ」とのことではないか、とのこと。
聞くところでは、昔のアメリカは「おおらか」というか「いい加減」というか、その手のことが様々あったようなので確かにそうなのかも。で、今回の場合は「旧いミッドソールが余ってた」ということなのかも。
そんなわけで、最後に。
ソックシートを少しめくってみた。ハウスの中央から4時ほの方向に「130」の数字があるはずなのですが、凹凸が緩くてよく見えない。
握手型のユニオンマーク。
アップにしたらちゃんと握手してることが分かります。両腕に「AFL-CIO」。正式名称を「アメリカ労働総同盟・産業別組合会議(American Federation of Labor and Congress of Industrial Organizations)」という、現在では数千万人の組合員を擁するアメリカ最大の労働組合の全国中央組織(ナショナル・センター)のことなのだそう。
円の上部には「BOOT & SHOE WORKERS UNION」の文字。で、円の下部の三文字は・・・、あ、ひょっとして「130」でしょうか?握手型にもファクトリーナンバーがあしらわれているだなんて、今まで知りませんでした。
うーむ、こいつはなかなかに貴重なタマなのかもしれないな。こいつ、どうしよう。売ろうか、売るまいか。自分で履くべく小指部分を幅出ししてみようか。なんてことを考えていたら、2足出品しただけでタイムアウト。
私の夏休みはそんな風に終わってしまったのでした。
目出度し、目出度し。
(おしまい)





















