リユースショップで英国靴

こんにちは、ばしです。

 

前回記事の最後にご紹介した3足の英国靴。

すべて一軒のリーユースショップでゲットしました。

持ち帰ったのはこの3足なのですが、実は他にも同サイズと思しきものが数足。恐らく、全て同じ持ち主のものと思われます。すべて小さめサイズの1990s頃のものですので、遺品整理か生前整理で持ち込まれたモノのようです。

黒のサドルシューズはEG製のポールセンスコーン。こちらはメンテ済&ご紹介済ですので、今回は茶の2足をご紹介です。

何者か、のその前に、

まずは2足まとめてメンテから。どちらも状態は良好ですので、いつもの手順でさくっといきましょう。いつも通り、まずは左足から。

 

 

ステインリムーバー

短靴はこれだけでしっかりと光ります。

なぜならガラスレザーだから。

ブーツは少し白っぽい、粉拭いたみたいになってます。履かれることなく靴棚で過ごした時間が長かったような、そんな雰囲気です。

 

LEXOL

あんまり変化なし。

コバ回り、すっきりしました。薬指付け根あたりにシミがあります。まあ、気にしない、気にしない。

まあ、いいんではないでしょうか。

 

RenoMatt リムーバー

最近ルーティンに加えた強力リムーバー。

シミが少し色濃くなりました。表面の塗面が薄くなってる、とかでしょうかね。

こちらは斑な斑点が浮かび上がってきた。汗。

 

TAPIR レダーオイル

油分補給&保革。

もうこのままでもいいくらい。

ダメージも何もないんだけど、斑です。
なんか足してあげた方が良さげです。

 

 

コロニル1909(ブラウン)

いつもはニュートラル(無色)ですが、補色もかねて同色のクリームを入れてみました。

おお、すっきり綺麗。

こちらも補色してよかったと思われます。ちなみに、斑はこのあと時間の経過とともにやや薄くなっていきました。

さて、右も同じ要領で進めて、

 

メンテ、完了!

うん、すっきりいたしました。
短靴のシミとブーツの斑は完全にはなくなってませんが、遠目で見る分にはほとどんが分からないかと思われます。そもそも他人の足元なんてジロジロ見ないしね。ま、問題ないでしょう。

さて、

お気づきな方もおられると思いますが、こいつらの正体をご紹介です。

 

 

CHURCH’S BALMORAL

短靴は見慣れたチャーチ。

三都市表記の旧チャーチ。1990s頃かと。

大変読みづらいのですが笑、73LASTのこいつは「コンサル」と同じ内羽根ストレートチップで、アッパーだけが異なります。

以前こいつのマイサイズの黒を持ってました(過去記事こちら)。そのときに調べた経緯から、どうやら、「コンサル」はカーフで、「バルモラル」はガラス=ブックバインダーカーフ、との違いらしい。

再掲。かっけーです。5500円は安いな。

 

さて、もう1足。

 

Lloyd Footwear by TECNIC

4穴+4フックのこいつ。

ロイドフットウエアー別注の、

TECNICテクニック社製のブーツです。
こいつも以前、同型の黒を持ってました(過去記事こちら)。

大変タイヘン素晴らしかったのですが、、、
小さくて履けず終いで泣く泣く転がしたのでした。

悲しいかな、今回も小さくて履けない・・・。
次回こそはマイサイズに期待しましょう。

 

そんな英国靴の同サイズが三足。

どれも大変素晴らしく、かつ、素晴らしくお買い得な奴ら。
三足仲良く旅立っていきました。

 

 

☆★☆★☆★☆

 

 

この三足の入手&旅立ちの経緯について

 

今回は相対取引で旅立っていきました。

いつも通りメンテしたうえでメルカリさんで転がすつもりだったのですが、メンテするその前に、「namiさん」というインスタで知り合いとなった女性からメッセージが届きました。

曰く、「転がすのなら旦那さんが履きたい」とのこと。実は、この手のやり取りは今回が初めてではなく、以前にも彼女と旦那さんには相対で何足か買い上げいただいております。で、まさに旦那さんの足が今回のこの3足のサイズなのです。

 

いい加減に数を減らさないといけないのにまたもや拾ってきてしまった私。と、いたしましては、これぞまさに渡りに船。

「買った値段そのままでいいですよ」
「同サイズのチャーチも出てましたよ」

と、お伝えしたところ、

「それも履きたい」

とのこと。

オーケー。ラジャーです。

仕事帰りに早速お店を再訪です。残っていてくれたらいいのだが・・・、おお、あった!目出度く売れずに残っていてくれたわけですが・・・、なんと、今度はそれまで売り場に出てなかったかっけーブーツに遭遇!So Good!で、なんとTECNIC!!

こ、こ、これはおススメです。
旦那さんこれも行っとかれますか!?
そうですよね、行っときますよね??

とのことで、翌日仕事帰りに三度お店へ。今回も目出度く売れずに残っていてくれたのでした。そんな感じで、計10日間で都合三足のトレジャーハンティングだったのでした。

 

どこのお店かって?
それはナイショです笑

「大阪市内の」「セカストでないお店」とだけ明かしておこう。まあね、実際のところは「たまたま」です。この店は大のお気に入りではありますが、いつもいつもこんなことはありません。今回はタイミングが良かった。ラッキーが重なったと思われます。

購入価格は税込み5500円✕3足。

手間賃2000円と別途送料を頂戴して、8月1日に発送いたしました。発送は8月ですが、取引は前日の7月31日に確定いたしましたので、3足ともに「ゆくくる7月」扱いとさせていただきます。毎度あり〜。

で、お安くさせて頂いた代わりにといっては何なのですが、

「実質ゼロ円」で拾ってきたリーガル製マンシングウエア。これもおそらく3足と同サイズと思われます。

こちらは娘には小さかったLord Charles のUチップ。おそらくnamiさんの足にちょうどかと思われます。

この2足、「おくり付け詐欺の刑」です。

まとめで5足発送です。これで一気に5足減(実際にはプラス3足マイナス5足で都合マイナス2足)です。おお、7月は順調に数が減ってます(笑)。

 

いやあ、

インスタでこんな知り合いができるとは想像もしてませんでした。で、そんな、インスタがきっかけで古靴と情報のやり取りなどさせて頂いているnamiさん。そんな彼女は、新米ママであり、革靴女子であり、ブロガーでもあります。

 

この春からスタートした“ナミの家”。

夫婦そろって革靴好きなのだそう。

いやあ、いいですね、憧れます。で、奥さんがブログやってて、その縁で旦那さんが素敵な靴をゲットだなんて、とてもとてもグッドです。なんと理想的なのであろう。

一度も会ったことも話したこともないのになんとなく知り合い感覚です。同じ「ブロガー」ということで、勝手に仲間意識もあったりして。

実は、今回の3足、このサイズが足に合う知り合いは身近にほとんどいなくて、唯一、彼女の旦那さんしか思いつかなかったんですよね。そこへタイムリーにメッセージが届いたもんで、これはこの靴たちの運命かな、と。

ただ、テクニックのブーツは悔しい。

今回で二度目の空振りです。リベンジを誓いつつしばし愛でたい気持ちもなくはなかったのですが、まあね、やはり靴は履いてなんぼです。

3足とも大変手入れの行き届いたペアでした。前の持ち主が大切にされていたことが伺い知れる、そんなペアでしたので、同じサイズの靴好きの方の足元に橋渡しができて良かった、と思う次第です。

 

リユースショップもなかなかいい仕事しますね。

 

(おしまい)

ファッション(古着)ランキング

2件のコメント

  1. いつも楽しく拝見しています。
    革靴いいですよね。革靴は以前から好きだったのですが、ここ1年でネットやリユースショップで購入するようになってしまいました。小遣いの範囲での購入なのでもっぱらお値打ち品を探しています。
    今年に入って近所のセカストで3足お値打ち品をゲットしました。
    ▪John Spencer(TECNIC) ほぼミントコンディションのブラウンスエードローファー(England製のものでした)
    ▪Sandersの145周年モデルの結構きれいなストレートチップ(Sanders ロゴではなかったので、どこの革靴か調べてすぐ買いにいきました)
    ▪CheneyのCROMERというモデル(爪先、トップリフトが削れており激安の1300円でゲット)

    一番高かったJohn Spencer のローファーでも税込6000円ちょっとだったのでだいぶ得したとテンションあがりました。
    最近は週末にセカストに幾のが楽しみとなっています。

    ばしさんがセカスト巡りする気持ちわかります。

    1. HIRO様
      こちらこそいつもありがとうございます。いやあ、英国靴三足、素敵ですね!
      私も遅ればせながら英国靴に本格参戦です。
      ほんとにセカストなどのリユースショップのお陰で買い物が気軽に楽しめるようになりました。
      お宝もあったりで、セカスト巡りはライフワークになってしまいそうです。
      素敵な掘り出し物をゲットすべく、お互い頑張りましょう笑。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です