FOOT JOY サドルシューズ

こんにちは、ばしです。

 

ビンテージを中心に扱うことを誓った2020年。

あ、決して業者ではありません。

転がしますが、転売ヤ―でもありません。たぶん。

で、

メルカリなんかを物色してますと「ビンテージショップで〇〇円で買ったものです」なんてペアも結構出品されてます。で、買ったときの値段よりお安く出品されているものも多く、ついつい「ネットで買っちゃえ」、となるのですが、そればかりでも生けないなあ、と、最近は少し反省してます。

というのも、そのようなビン靴がC2Cで買えるのは、ショップの方々がわざわざ海外へ買い付けに行っているからこそ。皆が海外も含めネットで、個人からばかり、なんて買い方してますと、ビンテージショップの数そのものも少なくなり、海外に仕入れに行く方々が減ってしまい、新しい古いやつ(笑)の国内への流入数が減ってしまう、などと、勝手に心配する今日この頃です。

なもんで、これから先も長く日本でビン靴を楽しむためには、値段はさておき、個人からとショップからの両方からバランス良く買わないといけない、などと思う今日この頃なわけです。

だけど、ショップでもネットと同じくらいお買い得に買えちゃうこともあったりします。

買っちゃいました。

こいつ。

 

FOOT JOY コードバンサドルシューズ

手持ちのコードバンは現在3足。売っぱらったこともあり、減っちゃいました。コードバンWEEKをする上では2足足りません。

で、昨今値上がりの程度の著しいコードバン。コードバンは沢山あればあった方が良いな。てなことで、マイサイズの状態の良いお安いコードバンは今のうちにゲットしとこうと決めています。

ていうことで今回、職場から車で10分ほど。昨年オープンした大阪城東区・JR鴫野駅前のビンテージ&アンティークショップ「ODDMENT STORE(オッドメントストア)」さんでフットジョイのコードバン、購入しちゃいました。

 

こんな外観のお店です。

ホームページ:oddmentstore.thebase.in/
INSTAGRAM:instagram.com/oddment_store/

 

 

昨年暮れ頃から、平日の仕事帰りに訪ねては、親父のおしゃべりにお付き合い頂くこと度々。平日なんでお客さんもまばらで、大体いつもビン靴談義で1時間です笑。

古民家を改装したというお店の中はこんな感じ。

左が9~10インチくらい。正面が8前後。写真には写ってませんが、右に7.5とか7インチ、だったかな。で、写真手前側にも棚があります。手前は少し古めのスペシャルなやつら。で、全体的に量もそこそこある上に、店頭に並ぶ前のメンテ待ちのやつ(詳細後述)がレジ横にあったりもします。で、はっきり言って、どれも一般的なビンテージショップより1~2割はお安いです。

で、靴以外も素敵な雑貨がたくさん。

彼女と一緒に行っても、靴に雑貨にとお互いに楽しめた上に「良い店知ってるのね」なんて褒めてもらえそうな感じです。

彼女、いないけど。

そんな中、私が初めて買ったのは、靴ではなく「靴べら」笑。

直近のアメリカでの仕入れ品の中で見初めたやつです。

ですが、いかんいかん、靴べら買ってどうする。今年はビンテージショップさんでビン靴を買うのだ、と決めて2カ月。

今回のペアがインスタにアップされたのが確か木曜日。その翌日の金曜にお店を訪問。お買い得なコードバン、もうきっと、売れてしまってるだろうな、と思いつつ足を運んでみたら、なんと!ラッキーなことにまだ残ってました。

あんまり値段のことばかり言いたくありませんが、程度のそこそこ良いコードバンが1万円台前半って、いいんですかね!?それってフリマアプリ価格じゃないですか。

そんなだから、このお店のファンの方も最近増えてきてます。

2月初旬に、1960s(たぶん1969年製)のフローシャイムインペリアルが入ったとのことで、いそいそと現物を見にいった際は、土曜の夕方に足を運んだのに綺麗に売れてなくなってました。がっくし。

今回も、この週末には絶対誰かが見に来て持ち帰るんだろうな。週明けには間違いなくないな。うーん、僕が持ち帰って良いかな。うん、いいことにしよう!てな葛藤を踏まえ、買わせて頂きました。

トップリフト。減りは軽微です。

サイズは8.5D。薄手の中敷き入れてジャストなサイズ感です。

ソールはオールレザー。ソール中央部に若干の摩耗があります。中古でよくある、よくある程度の摩耗ってやつです。ソールはそうでもアッパーはこの程度の良さ、ですから、きっと大切に履かれてきたんだろうと思われます。

そんなソールについて、オーナーの谷口さん曰く、
補強の意味も含めハーフラバーがお勧めです。とのこと。
それもあって、お安くしてます。とのこと。

いや、中古ならこの程度は普通だし、中敷き入れて履く分には気にならない程度の消耗ですよ。やはり、お安くし過ぎではないですか。1割増しでもきっと他より安いですよ。

大体いつもそんなお話になります。

履いてみました。良い感じです。手持ちのコードバンは、黒1足に普通の茶色が2足です。このくらい濃い茶のコードバン、欲しかったんですよね。ドンピシャ希望していた色目です。ラッキー過ぎます。

ちなみに、いつもと違い、手入れせずにいきなり履き下ろしです。

同店オーナーの谷口さんは、もともと革靴のリペアが専門です。靴は基本的なケアと、必要に応じてリペアが施されたうえで店頭に並びます。

多少の不具合はご自身で直してしまえることもあり、通常よりお安い価格になっているとのこと。心強い。

ただし、順次メンテが終わったやつから店頭に並ぶので、海外仕入れの後でも品数は一気には増えません。順番に、並んで、増えていく。

いやいや、そんな隠し玉あったのね、早く言ってよ、なんてことも。

なかなかに策士です。楽しませてくれます。なもんで、目が離せない笑。

 

こいつもそういう意味ではそうでしたね。

再度、全景。

いやあ、コンビでないサドルは、仕事履きも出来そうですね。活躍の場は多そうです。

思えば、1足目のFOT JOYもサドルでした。

「炙り出し加工」と銘打って売りに出されていたシャークスキンです笑(詳細記事)。

B/Dのコンビネーションですが、肝心のサイズ表記が消えてます。

見た目には同じようなサイズ感ですね。履いても似たような印象です。実際、シャークスキンは薄手の中敷き1枚入れて履いてます(写真では外してます)。どちらも同じ8.5なのかもしれません。

折角なんで、並べて記念撮影。

どちらもサドルシューズですが、全くおんなじ意匠、ではないんですね。外鳩目の横のステッチが異なります。

お尻周りはおんなじスタイルです。

サイドビュー。

今はゴルフシューズに特化して生き残ったフットジョイのビンテージ。昔からこの手のスタイルが得意なんですかね。

どちらも負けず劣らず素敵です。

どちらも手離さないやつです。

 

まあ、そんなやつばっかなんですけどね。

 

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