我が家のジャパン・ビンテージたち

こんにちは、ばしです。

 

今回もジャパン・ビンテージです。

拙ブログでは、「1990s初頭以前の日本製ペアあるいは日本のアパレルブランドのペア」のことをそのように呼んでおります。

高度成長期真っ只中の1970sだけでなく、日本経済が最高潮を迎えた1980s=バブル期を含めてるのがミソです。高級品が売れに売れ、コストダウンの必要性が薄かった1980sはマイナーなショップのペアでも手がかかっているものが少なくない。

旧いけれども高品質なペアが近所のリユースショップで安価に手に入るわけですが、それも今だけの話、時間の経過とともに球数も減っていくことは避けられそうにありません。

そんな「ジャパン・ビンテージ」を今のうちに積極的に漁ろう、というのが私の今年のテーマの一つです。これまでもいろんな奴に出会ってきましたが、さて、現時点でどんなやつらが我が家にいるのだろう。

すでに転がしたやつも結構あったりで、自分でもよく把握できてません。なもんで、とりあえず全部引っぱり出してみました。あらためてご紹介です。

 

じゃーん♫

 

 

我が家のジャパン・ビンテージたち

全20足。

すでに結構な足数を転がしたつもりだったのですが、思ってたよりも沢山ありました。また、私には小さくて履けないやつが結構あると思ってたのですがそれも3足だけ。「ジャパン・ビンテージWEEK」が3週続けてできる程度には増えてました。

20足を順に紹介しても面白くもなんともないので、カテゴリーに分けてご紹介です。こんな4カテゴリーに分けてみました。

 

【その1】昭和な旧い誂え靴
【その2】日本メイカー&靴店

【その3】日本製靴時代のリーガル
【その4】アパレルブランドの靴

 

おおよその年代としまして、【その1】が1970s以前、他は1980s~90s初め頃と思われます。それぞれ特徴的で面白い、その上、しっかりとした丁寧なつくりかと思います。

では、順次、行ってみましょう。

 

 

【その1】昭和な旧い誂え靴

旧いやつ5足。

正体不明なのもいますが総じてどれも素晴らしい。
厳密には4足+下駄ですが笑。
左から順にご紹介。

 

レイジーマン by 梅田MT

「梅田MT」というのは正式名称ではありません。

ソックシートにそのように印字があるんで便宜上そう呼んでます。
履き心地は・・・、

よくわかりません。素足で何とか入るものの・・・といった感じです。マイファースト・レイジーマンということもあり、手放せずにいます。1900円。

 

Gold Shoes / TOKYO NIHONBASHI

東京・日本橋にあった「ゴールド靴店」のペア。

なのですが、同店は小売のお店だったようで、製造はどこかに委託されていたようです。

履き心地は・・・、よくわかりません。小さくて履けない。ですが、スエードとステッチワークがあまりに上質で、手放せずにいます。900円。

 

塩野

これも正式名称ではありません。
ソールにそのような書いてあったので。

多分「塩野さん」が誂えた靴です。
履き心地は・・・、

ジャストマイサイズです。グッドです。
レトロな雰囲気がなかなかのお気に入りです。900円。

 

アンノウン・ブラインドブローグ

シューメイカーをおろか、サイズなどを表すものも一切なし。矢筈仕上げなどの作りから1970s頃と推察されます。

履き心地は・・・、

サイコーです。昨年こいつに出会って、ジャパン・ビンテージへの意欲に火が付いたのでした。絶対手放さないやつです。900円。

 

会津の桐下駄

靴ではありませんが、ま、ビンテージということで。

父が二十代の頃から履いてたものなので、1960sですな。値段は安くはなかったらしい。

着物が必要です。

 

以上、そんな5足。うーん、サイコーですな。

お次。

 

 

【その2】日本メイカー&靴店

どれもおおむね1980s頃と思われます。
左上から順にご紹介。

 

ワシントン銀座

ワシントン靴店の靴。
 
 
なのですが、こいつ、「Country Classic」なる英国シューメイカーの品であることを突き止めました。
 
 
履き心地は・・・、薄手の中敷き入れてジャストです。かなり登板頻度の多いペアです。結構な相棒です。この先もずっと。1900円。

 
 
 
 
 
コンビのローファー。前々から欲しくて。
 
 
東京・銀座のお店。どうやらすでに閉店してしまったようです。
 
 
履き心地は・・・、この春に履き下ろします。あ、いや、すでに履き下ろしたかな?すみません、よくワカラナイ。500円。
 
 
 
オペルカ青山
 
 
去年買ったやつ。
まだメンテ手つかず。
 
 
今は亡きジャパンブランドの品です。
 
 
そろそろメンテします。2000円。
 
 
 
 
 
セダークレストの製造を請け負っていた、レッドウイングの総代理店だった、ミドリ安全の子会社だった、それがフリードマン。
 
 
チャーチっぽいロゴもイケてます。
 
 
履き心地は・・・、サイズもちょうどです。
デッドストックで9000円。
 
 
 
 
 
前回記事のペア。
 
 
大変上質な、これぞジャパン・ビンテージ、なやつです。
 
 
サイズは問題なし。
近々ハーフラバー施したうえで履きおろす予定です。
大切に大切に履くやつです。2900円。
 
 
ワシントンとマドラス以外は今はもう存在しません。
続けることって、あらためてすごいことですね。
 
 
 
 
 
【その3】日本製靴時代のリーガル
 
 
リーガル4足にジャーマン1足。
ジャーマンはチヨダ製ですので、まあ、リーガルの親戚みたいなもんです。
左から順にご紹介。
 
 
 
 
元は茶色だったのを自分でパティーヌしたやつ。
 
 
後付けで靴袋もゲットしました。
 
 
瑠璃色の地球みたいでお気に入りです。2900円。
 
 
 
 
 
旧旧ロゴ=日本製靴時代のペア。
 
 
靴袋つきでした。
 
 
素足でジャストです。今は冬眠中。6200円。
 
 
 
 
 
見た目以上に底がペコペコしたやつ。
 
 
修理して転がすつもりが、放置プレイになっとります。
 
 
見た目はグッド。サイズは私にはでかい。
夏までには旅立たせよう。700円。
 
 
 
 
 
転がすつもりが履けちゃったチヨダ・メイドのジャーマン。
 
 
ソールがチャームポイントです。
 
 
タイトめではあるので、夏場に少し薄手の靴下履いてデビューさせる予定です。君もしばし冬眠な。1600円。
 
 
 
布タグリーガル
 
 
以前にも同じモデルを1足持ってたのですが(過去記事)、転がしてしまいました。
 
 
少し後悔していたところ、同モデルの同サイズを発見。
 
 
今度のはおまけつきです。
近々詳細ご報告。
 
 
さて、なんだかんだでリーガルさんの靴が多いですね。ただ、私の場合すべて旧旧ロゴもしくはイーストコースト=日本製靴時代のモノです。他がどうこうではなく、ここまで来たら徹底的にこだわってやろう。6900円。
 
 
さて、最後の5足。
 
 
 
【その4】アパレルブランドの靴
 
 
最後はバブル期のアパレルブランドのものと思しきペアたち。
一部百貨店オリジナルもこのカテゴリに入れてますが、どれもこれも秀逸です。左から順にご紹介。
 
 
 
 
ラバーソールのロングウイング。
 
 
きいたことないブランドですが、1980s頃にあったアパレルブランドの品らしい。
 
 
似たような奴探してもたぶんないかな。結構お気に入りです。500円。
 
 
 
 
 
バブル期に全盛だったBIGIグループのブランド・BARBICHEバルビッシュ。
 
 
日本製のペアのようですが、つくりも結構いい感じです。
 
 
ローファーは素足で履く派です。
君ももうしばし寝とけ。2000円。

 
 
 
 
 
百貨店オリジナルのペア。
なかなか凝った意匠です。
 
 
大阪駅前の阪急百貨店。なもんで、ハンキューベリーマッチ。
 
 
履き心地は・・・、サイズもちょうどです。
ハンキューベリーマッチな1980円。
 
 
 
 
 
早逝の世界的日本人デザイナー・熊谷登喜夫のペア。
 
 
こいつはイタリア製ですが、大変上質なペアです。
 
 
小さくて履けないのですが、こいつはコレクターアイテムとしてステイの予定。300円。
 
 
 
 
 
ダブルジッパーが特徴的なポストマン。
 
 
「TOKIO KUMAGAI」の前の時代に「JUN」ブランドの「DOMON」よりリリースされた1980s初頭のペアです。
 
 
サイコーにかっこいいです。
サイズもバッチグーです。2300円。
 
 
5足どれも、バブル期に結構な値段で売られていたやつと推察いたします。ひょっとしたら阪急だけは少し古めかも。いずれにせよ、今年はこの手のドメスティックアパレル系の旧いペアを密かに狙っております。まあ、全然密かでないとの話もあるんですけどね。
 
 
 
 
ともあれ、以上で合計20足。
 
せっかくなんで、
円陣組んで記念撮影です。
 
 
シューサークルにしては少し多いな。
 
 
まあ、
 
 
なかなかの眺めです。
好きです、こういうの。
 
 
で、1足忘れてました。
おまけです。
 
 
 
 
【番外編】
 
 
 
そういやこんなのも拾ってきてました。
 
 
子供服の「ミキハウス」のペア。
 
 
かっこいいんですけどね。
22センチは我が家ではだれも履けません。300円。

 

 

☆★☆★☆★☆

 

いかがでしたでしょうか。
どれもこれも大変素晴らしいペアです。

購入時の価格(税別)も公開しちゃいました。
下駄を除く20足でなんと!@2329円です!
メルカリなんかでも2000円くらいのペアが結構転がってますが、リユースショップだと1000円以下でもちょろちょろあります。

そんなに安いのなら俺も!

と、近所のセカストに走り出したくなったそこの貴方。
気が合いますね。
私も午後から漁りに行こうかな。

そんな貴方に、
古靴漁りで遭遇確率を高めるための私のジンクスをご紹介。

米国製が目当てなら米国ビン靴で。
日本製が目当てならジャパン・ビンテージで。
たとえそれが近所の店であっても、
わざわざ旧い本格靴を履いて出かけることをお勧めします。

類は友を呼ぶ。

 

お試しあれ。

 

(おしまい)

 

4件のコメント

  1. こんにちは
    こうやって改めて並べてみると、その多彩な顔ぶれに当時の業界の勢いのようなもの感じますね。どれも個性があって面白い。

    あ、それと謎が一つ氷解しました。自分が近所のセカスト巡りに行ってもなかなかこういうペアに出会えないのは、スニーカーばかり履いているからなのだと(笑) 結構マメに探索しているのに。。
    今度リーガルの革靴履いて行ってみます。

    1. 三十郎さん
      ほんとどれも個性的です。
      で、特に旧い誂え靴は趣がすごいのと、サイズが小さめが多いです。
      やはり昔の人の方が足小さかったんだな、と、実感する次第です。
      ジンクス、私的には結構効くんですよね。ぜひ試してみてください笑。

  2.   ばしさん

    こんにちは。うーん、みんないい味出てますね。
    80年代って、どんな靴履いてたか、自分的にはREGALしか思い出せません。わたしの父は、ギョーザ靴履いてたような気がします(笑)。
    そう思うと、ばしさんのコレクションはかなりの洒落者が履いてたと思います。こだわりのブツですよね。ぜひこのあとも楽しみにしています

    1. しんのすけさん
      確かに、洒落た靴が多いですね。
      お気に入りの靴だからこそ大切に履かれて、今まで残ってたんだと思います。
      最近転がす気力があまり湧かないんですよね。できることなら全部ステイさせたい。
      その内、倉庫でも借りますか笑。いずれにせよ、類は友を呼んでくれるよう、
      当面は古靴漁りに邁進します笑。

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