よく履いた靴ランキング(2024年上半期)

こんにちは、ばしです。

 

日々、何を履くか。悩む。

私の特徴について触れますと、若い頃からかなり八方美人です。人当たりの良さが武器であった。まあ、それは今もかな。別に抑圧されてきたわけではありませんが、子供のころから周囲の目は気にする方であったように思います。

ですが、最近は「我(が)」というものをもう少しそのまま出してもいいのかな、なんて風に思ってみたり。流石にこの歳になりますと、好きなモノは好きだし嫌いなモノは嫌い。おかしいおかしいことはおかしいし、良いコトは良いし悪いコトは悪い。

と、以前よりは言えるようになったのですが、若い頃からの八方美人の性格はそれほど変わらない。で、冒頭の悩みとなる。

 

日々、何を履くか。悩む。

どの靴にもできるだけ均等に登板機会を与えたい。要は、どの靴にもいい顔をしたい。そうしますと、日々何を履くか、悩む。楽しい悩みではあるわけですが何分古い靴が多い。放置してる間に劣化が進まないか、カビは生えていないか、など、定期的に確認はしておきたいところでもあります。

なもんで、「〇〇WEEK」だとかなんだとか、理由を付けては満遍なくかつ最低でも年に1回は登板機会を作るよう試みるなど、日々腐心しておるところであります。それでもそんな中でも偏りは生じます。出番のあるやつ、ないやつ。たくさん出番のあるやつ、ないやつ。

 

7月になりましたので、

今年の上半期の状況の振り返りです。「よく履いた靴ランキング」は、文字通りどの靴を何回履いたか、インスタで登板回数を数えてランキング発表するもので、今年で5回目となります。

来年もやるかどうかは未定ですが、一応今年はやります。年末に365日分を数えるのは大変なので、上期で一旦集計するものです。

今年の上期は、昨年秋から始めた「毎日違うタイクツ」企画が5月まで続きましたので、比較的満遍なく登板している、のではないか、との印象ですが、ただ、休日についてどうだったかあまり記憶がない。

サプライズ、ある?ない?

 

まずは昨年の1年間の状況の振り返りから。

ブランド別ではこのような結果でした。

上位はだいだいいつも同じです。今年の上期集計においてはブランド別は割愛します。まあ、大体似たような結果でしたが、詳細にすると一部このあとのネタバレにもなりかねないので。

次いで、昨年の個別の上位3足を振り返っておきましょう。

 

【昨年第1位】布タグリーガル(11回)
【昨年第2位】ナナハンマーチン(10回)
【昨年第3位】a.testoni(8回)

 

おお、そんなだったけな。確か布タグリーガルは自作中敷きの経過確認のため週1で履いてたりしたこともあり頻度アップ。おかげでナナハンマーチンは1位の座を明け渡したのでした。

さて、今年の上期はどんな顔ぶれでしょう。
わくわくどきどき。内訳はこんな感じでした。

【第1位】6回登板が2足
【第2位】5回登板が1足
【第3位】4回登板が1足
【第4位】3回登板が8足
【第5位】2回登板が23足
【第6位】1回登板が86足

でした。
4位以上の12足を下から順次ご紹介。

 

 

【第4位(3回、8足)】

ナナハンマーチン

例年トップスリーには顔を出すベテランが現時点では低迷してます。昨年は年間で10回でしたのでかなりスローペースと言えるでしょう。理由の考察はまた後ほど。

 

vtg PARABOOT

ケニアのセラーから取り寄せたパラブーツ。普段は休日のカジュアル履き要員なのですが、この秋冬は仕事でも履いてみました。ブロック体ロゴの1987年製。廃番モデルのようなので、大切に履かねばならないやつです。

 

PALADIN パラディン

シャークソールなスエードローファー。メキシコ製です。途中転がそうかとメルカリに出品しましたが売れず仕舞い、結局自分で履き続けてます。中古で買って今年で7年か8年。ここまで来たら最後まで見届けよう。

 

アンノウン Plain-toe- slip-on

昭和~平成初期の頃の誂えのジャパンビンテージと思われます。私には少しばかり大きめでしたが中敷きで無事サイズ調整できました。かなり上質でカッコ良い。オンオフ兼用で活躍中です。この春に拾ってきたばかりで3回登板ですので、年間ではさらに上位に食い込みそうな予感です。

 

くるくるスペクタス

写真ではズボンの裾に隠れてますが、カカト部分にあるダイヤルを廻して甲部分のワイヤーを締めるBOAシステム搭載のペアです。息子にと買ったのですが出番はあまり多くないようで、親父がせっせと履いてます。私には少し大きいのですが、この手のハイブリッドなやつは実は結構好きな私です。

 

cove shoe

cove社は様々なブランドのペアを手掛ける米国のファクトリーメイカーで、初期のレッドウイングのポストマンを手掛けていたことで有名です。そんなcove社にBEAMSが別注したのはシャークソール仕様のPTB。個性的でいながらシンプルで主張し過ぎず、大のお気に入りです。

 

BALLY

元はゴルフシューズ。それを普段履きにリメイクして履いていたところソールが剥がれた。それを二度にわたり自分でリペアして復活させました。他人様に売れるようなものではないので自分で履ききります。

 

Allen Edmonds Chester

ビン靴に嵌まった初期の頃に手に入れたアレン。我が人生2足目のアレンは私には少し大きく、自作中敷きでサイズ調整してます。靴も中敷きもうすぐ丸7年ですがまだまだいける、まだまだ履けます。まあ、言っても月に1度の出番もないんですけどね。

 

以上、第4位の8足でした。
以下、第3位&第2位はそれぞれ1足のみ。

 

【第3位(4回、1足のみ)】

REGAL サドルシューズ

ぼろいのをお安く拾ってきた旧いリーガル。がっつりメンテして綺麗にしました。こいつもこの春、3月に拾ってきたばかりですが、結構な頻度で履いてます。

サドルシューズはどんな服装に合わせるか一瞬迷ったりもしますが、シンプルな服装に合わせるとそれだけで足元から軽快な気分になる。下駄代わりスニーカー代わりに履きたくなる、そんなやつです。

 

 

【第2位(5回、1足のみ)】

PATRICK COX のスニーカー

近所のトレファクでゲット。

そいつに、それとは別に拾ってきた旧いゴルフシューズに付いていたキルトを装着しました。色目がほぼ同じでデフォルトみたいに仕上がりました。先ほどのバリーもそうですが、キルトシューズは結構好きです。

ドレスシューズに装着すればカジュアルになるし、スニーカーだと逆にドレス感がアップする。あまり一般的なアイテムではないし最初は少しばかり勇気が要りましたが、今ではマストアイテム、それがキルト。貴方もやってみては。思いキルトいいですよ、なんちゃって。

 

 

さて、

下らんこと言ってる間に第1位の発表です。

♫ぱっぱらぱっぱっぱーーーーーーん♪

 

 

【第1位(6回、2足)】

nil admirari  ニル・アドミラリ

日本で企画されヴェトナムで製造されたこのペア。初見のブランドですが、これがまたなかなかに良い。

踵の高さがやや高めで、履き慣れるためにも週一回のペースで登板させましたので、3月初旬に買ったペアなのに上期の第1位となりました。

気軽に履きやすい意匠の割にかっちりもしていて、色々と合わせやすくて仕事の足元に申し分ない。下期も登板頻度高いかも。まあ、私次第なんですけどね。

 

さて、最後にもう1足、こいつ。

 

アンノウン・チロリアン

おお、伏兵、といってよいのではないか。去年の秋に500円で拾ってきたチロリアンシューズがトップを奪取しました。500円とはいえ、メイカー不詳とはいえ、恐らくヨーロッパはドイツ界隈出身と思しきだけに、造作は老健かつ本格派です。

夏場に素足で履くと気持ち良いのですが、この春は靴下履いて仕事履きもしてみましたところ、サイドレースな意匠なれど真っ黒ということで違和感はない。

出しゃばり過ぎない、それでいて男前であり、かつ個性的。同じような印象の靴を探し求めても早々ないかもしれないな。ということで、なるほど1位も納得であります。グッジョブ。

 

 

☆★☆

 

 

【総括】

昨年上半期と比べますと様相が一変した、といってよいかもしれません。理由は単純で、

「普段は主に休日用の靴を」
「平日も休日も登板させた」

から、であろうかと思います。なんせ、毎日違うタイクツの実施期間中は、ネクタイを締める平日の足元に手持ちの靴を総動員することばかり腐心しておりました。休日に何を履くかなんてあまり考えてなかった。

ということで、この上半期のレースの状況を総括しますと、

◎休日は玄関に置きっぱのパトリックコックスに足を引っ掻け
◎白ではなく黒の場面ではナナハンマーチンの出番のところを
◎昨年秋に我が家にやってきた同じく黒のチロリアンが奪った

との構図ではないかな。
その後季節が進みまして、

◎リーガルのサドルがその機会を奪うもパトリックには敵わず
◎その隙にニル・アドミラリがいうなれば棚からぼた餅を得て
◎休日のみならず仕事でも登板したチロリアンと共に逃げ切る

ということかと思います。
で、やはり「毎日違うタイクツ」の影響が大きかったですね。昨年11月&12月に出番のあった仕事靴は6月までほぼ出番がなかったわけで、上期の上位に食い込めなかった。まあ、致し方なし。ですが、下半期は特段「縛り」がありませんので、各々、本来の力を発揮してくれることと思います。

年末に笑うのはどいつか。

 

それは、私次第。

 

(おしまい)

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