こんにちは、ばしです。
年始はどこもかしこもセールです。
私の行きつけの店も同様に年始はセールでしたが、中旬には終わったのかな。ええ、セカストの話です。千円以上は20%オフ、千円未満は半額、とか。で、思いますに、セール期間中は確かに安くはあるのだけれども、居並ぶ顔ぶれは去年から見慣れたようなやつばかり。なもんで、近場のよく足を運ぶ店舗では欲しいものはあまりない。
で、セール期間が終わってしばらくすると、準備されていたかのようにニューフェイスが店頭に並びだす。セール価格ではないとはいえ、そもそもが中古品ゆえ値引きなしでも十分に安い。あるいはまた、セール期間に売れ残ったものは「50%オフ」「80%オフ」とセール期間中よりも安いものもあったり。その上、セール期間が終わると人の波も多少引くこともあり、競争相手もいないこのタイミングが一番の買い場なように思う。
案の定、セール期間終了後のこの1週間ほどで色々拾ってきてまして、今回はそんな中からネクタイをお披露目です。たまたまですがストライプのネクタイばかり5本ゲットいたしましたが、変わり種もあったりでなかなかいい買い物しました。
こんなやつら。
(その31)Brooks Brothers
左肩上がりのストライプ。BBのレップタイタイです。BBのネクタイは中古でも人気なようで、状態が良ければ3千円前後で売れることが多かった。今回の買値は500円+TAX。この値段なら今まで通り売れそうな気がする。何回か締めて、飽きたら転がそう。今回もそのつもりでしたが、ようよう見てみると、
「IRREGULAR」
とあります。いや、あの、こいつ、B品です、ファクトリー・リジェクトなやつなようですが、そんなの専用のタグが準備されてるなんて・・・。そんなの聞いたことありません。これって実は「洒落の効いたフェイクな品か?」とも思ったのですが、調べてみたらビンテージショップで「珍品」として扱われているようようです。
BBのB品。洒落も効いてます。
君ずっと我が家にステイだ。
(その32)XAXA
BBと同じ店で買った2本目は百円なやつ。
「XAXA」とあります。ザザ、と読むのでしょうかあ。初めてみるブランドです。写真撮ってませんが、小剣のタグを見ますと日本製のタイのようです。裏地も表と共布が使われているし、そんな安物ではなさそうに思える。
ブランド詳細等不明ですが、やはりモノはそんな悪くない印象です。少し粗目の素材感を感じるシルクで、色目もデザインもシンプルでさわやかなストライプ。春になったら締めようと思います。しばし、待て。
(その33)XAXA SELECTION
先程と同じ百円。先ほどと同じXAXAのタイ。
「SELECTION」あります。こいつはアッパーラインなのでしょうか。先ほどとは打って変わって光沢のある肉厚なシルクの一本です。
ストライプタイって、いざ欲しいとなっても好み通りのものが見つからないことが多いように思います。こいつは色目もストライプの幅もモロ私好みです。そんなやつが100円であれば持ち帰るほかない。
どちらかといえばスーツの方が合わせやすそうですが、まあ、ジャケパンでも大丈夫でしょう。近々登板させようと思います。
【その34】vtg GUCCI
タグの糸がほつれた旧そうなGUCCIのネクタイ。初めて見るタグです。
タグの上にも小さなタグが。これも初めて見る仕様です。オールドグッチのタイ、ということでいいのだろうか。
ここまでの4本は同じ店でまとめてゲットしました。で、こいつだけ少し高め。ぼろくともGUCCIです、他よりも高いです。そんなのが30%オフで約千円。私の場合、リユースショップでネクタイを買う場合の上限額が千円です。ま、ギリ、手を出せるところまで値下がりして、その後も売れないままだったようです。ラッキー。
こいつも春らしい一本です。
春になったら締めよう。
(その35)Polo Ralph Lauren
ラルフローレンのレップタイ。こいつはブックオフスーパーバザーなる複合店で購入。値札の写真ありませんが、クーポンを利用して千円ちょっとでゲットしました。ラルフローレンのネクタイは日本製のもあるみたいですが、基本的には手を出しません。モノは間違いないのでしょうが、あえてライセンス品を買う意味が見いだせなくて。今回はイタリア製。
赤黒(紺?)のレップタイって意外と見かけないかも。こいつも春になったら締めたい。力強い一本です。
そんなこんなで、
セール期間終了後に拾ってきた5本のご紹介でした。いやあ、久々に中古のネクタイ買ったかも。いいのが買えた。と、思ったら、昨年12月頃に買ってビニール袋に入れたまま放置したままのやつが出てきました。
順序逆となりますが、追加でご紹介。
(その36)NEW YORKER
こいつは200円。で買ったようです。
ニューヨーカーのネクタイ。日本製です。ニューヨーカーって、昔よく見かけました。今も継続してるんでしょうか。
素材感のあるウールタイ。春までに出番をつくらねば。
(その37)ネカド
これも200円。
「ネカド㈱」とあります。京都で作ってる西陣織のネクタイのようです。
ものは大変素晴らしい。で、図柄も含め、西陣っぽくはないけれど、クラシカルな雰囲気が気に入りました。これは季節を選ばなそうですね。近々締めよう。
(その38)Hickey Freeman
次もまた200円。
ヒッキーフリーマン、というらしい。ニューヨーク発のブランドらしい。まあ、ブランドなんてどこでも良い。
ペイズリータイは好きです。加えてこのところ緑のタイがマーブーム。こいつも近々登板させよう。
(その39)BORROMEO
お次は300円。先ほどの1.5倍の値段です。
大阪の近鉄百貨店がイタリアのブランドとライセンス契約を結んで京都の西陣で製造されたモノのようです。「KINTESTU」の書体とロゴマークが今の物ではないな。かなり旧そう、昭和な感じ。
色目はカメルーンの国旗みたい。緑がマイブームなわ私です。すぐにでも締めたいところですができない。図柄もレトロなこいつ、実は昔のネクタイにありがちな大剣がかなり太いやつです。このままではレトロすぎて締めれない。近々リメイクして細くしよう。
(その40)CRICKET
クリケットのネクタイ。イタリア製のようです。
値札ありませんが、たぶん200円か300円だったような。だって、そのくらいの値段でないとたまにしか出番のないニットタイは買いません。春になったら登板させよう。
てなことで、
ご紹介した10本で記念撮影。
10本合計で3千円ちょっとです。
1本平均@300円。今回も200円のタイが沢山ありましたが、数年前なら百円のタイも多かった。物価高が中古品にまで波及している?今回は久々に百円タイに遭遇。好みなやつをゲットできてラッキーでした。
ところで、この1~2年、ユーズドのタイを買いまくってる私ですが、本当は「オールドグッチ」のみを買い漁るつもりだったんですよね。最終的には手持ちのネクタイは全てオールドグッチのみにしようと企んでいるのですが、脇道に寄り道しまくっております。ただ、今回はオールドグッチも1本ゲットできました。義務は果たした。だけでなく、実はそれ以外にも最近1本ゲットしてます。
(番外編)vtg GUCCI
オールドグッチのタイは大半をメルカリで購入してますが、そのほとんどが2千円前後。高くても3千円まで。4千円5千円のモノには手を出しません。そんな金額出すのなら、初見のメイカーの古靴に手を出したい。
こいつも2千円ほどでした。
何本目かな。20本目くらいですかね。ハイブランドのネクタイは偽物も結構流通しているようでグッチも同様みたいですが、オールドグッチのネクタイならその心配も少なさそうです。
なんてったって安いです。2千円~5千円くらいがボリュームゾーンですから、精緻に作ったとしても現行品よりも流通価格が低く利幅も少ない。偽物業者もどうせなら現行ロゴのタグで作ったほうが儲かるのでしょう、きっと。
私は、別にハイブランドが好きなわけではないし現行品が欲しいとも思いませんしそもそもブランドなんてどこでもいいのですが、旧いグッチにはなぜだか惹かれる私です。
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昨年来、安く拾ってきたネクタイを6本ずつまとめて売りに出してます。4セット売りに出して、1セットだけ売れた。値段は全部同じなのでに、なぜその1セットだけ売れたのか。理由は何だろう。
心当たりとしては、売れた組には「ジョン・コンフォート」のタイが1本混じってたから、のように思うのですが、他の組もそれなりに良いのが混じってるんでよね、みな、選り好みしないで買ってよ笑。まあ、焦りは禁物です。ネクタイの需要が高まるのはこれから春先にかけてがピークではないかな。気長に待ちましょう。
で、冒頭に書いた通り、セール後の方が掘り出し物や見慣れぬやつに出会える。ということで、実は一昨日の日曜も5軒ほどパトロールしてきました。成果はといいますと・・・、靴もネクタイもマフラーも、何もなし。いやはや、何がどうなってるんでしょうね。ま、気長に取り組みましょう。
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オールドグッチWEEK(その3)
グッチ展に行ってきた ~ キョート・ショート・トリップ
(おしまい)