こんにちは、ばしです。
古靴ブログなのに最近はネクタイばかり。
いや、ネクタイ以外にもジャケットだマフラーだと最近は「古着ブログ」になりつつある拙ブログです。まあね、物事とは移ろいゆくものであります。一方で、そんな中でも変わらないままでいることも大切だとかなんとか。ええい、どっちやねん、僕にどうしろというのかね。
まあ、できれば変わらないままでいたい。と、これまではできるだけ古靴に限定した記事をと思ってましたが、ある程度はもうしょうがないです。いつまでも古靴を沢山買い続けるわけにはいきません。スペースがもうない。
となると、記事を書くネタに困る。
いや、それは困る。だから靴以外にも手を出している、というわけではないのですが、まあ、若いころから古着は大好きです。古靴目当てのセカスト巡りでしたが、最近はついつい目移りしてしまいあれやこれやと。
そんな中でブログをやっているわけですが、アイテムや内容はともあれ、「ルーティンな記事」「定型的な記事」というのはありがたいです。前もって予想ができるし準備もできます。
正直、いつもいつも出たとこ勝負だとしんどいです。まあ、これまでずっと出たとこ勝負の人生なんですけどね。そんなわけで、今回は2週間ごとの恒例企画です(「毎日違うタイクツ」記事一覧こちら)。
こんな2週間でした。
【15週目】
2/5MON
Allen Edmonds Dickson ✕ FRANCO BASSI
足元はアレンのディクソン。私がビンテージシューズの世界に足を踏み入れるきかっけとなったペアです。月曜のこの日は雨ということで、BONTAさんでタンクソール風にラバー装着してもらったやつで(過去記事)。
ネクタイはフランコバッシ。「ばしにはバッシ」。それが言いたくて、前々から一本は持たねばならないと思ってたブランドです。月曜は赤いネクタイを締めることが多い私ですので、赤いネクタイは高品質なやつを買っておくべき私です。
2/6TUE
Bontonians ✕ ARTISAN
足元はボストニャンズ。1960sのカタログにも掲載されている旧いモデルです。クラックもあったりするのですが、自分で履く分には問題ないでしょう。いっとき売り出してもいたのですがまったく動きそうにないし、こいつは死ぬまで持っとく一足の仲間入りをさせました。
ネクタイは「ARTISANアルチザン」。シャーベットオレンジのシャツに合わせてみた。別にここのネクタイが欲しかったわけではない。そもそも聞いたことなかったし。アルチザンはコムサの最上級ラインなのだそうです。おお、そうなのね。持ち帰った理由は「黒ベースのネクタイ」だから。黒がベースのネクタイってあんまり豊富ではないんですよね。貴重です。たぶんそのうち売っ払うけど。
2/7WED
REGAL USA ✕ MORGAN ORTES ENGLAND
足元はリーガル。といっても、皆の良く知る日本のリーガルではなく、本家ブラウン社による米国製のリーガルです。ファクトリーナンバー「777」とヒールのVcleatがチャームポイントです。
ネクタイは「MORGAN & OATES」とかいう英国モノです。最近英国モノに弱くて昨秋に拾ってきたのですが、うーむ、なんか使いづらい。無地のネクタイって何にでも合わせやすいはずなのになんでかな。思いますに、ひとつには「色が非常に薄い水色であること」。薄すぎるパステルカラーが中途半端なのかも。そして、
無地と思ったら横向きに「しましま」で、「ふわふわ」してて「パジャマみたい」だからなことも要因かもしれない。仕事向きではないのかも。けどまあ見た目に優しくて柔らかで、女性受けしそうな気がしないでもない。ボーダー=横向きのストライプ=「よこしま」、です。そんな「よこしま」な貴方にどうぞ、ってな感じでそのうち売っ払おう。
2/8THU
APOLLO ✕ MICHELSONS ENGLAND
足元はAPOLLOアポロ。旧ディンケラッカーのツォップナート(辮髪編み)のペアです。ブダペストのここの工房もクローズになったようですし、この先価値が上がるかな。まあ、仮にそうなったとしても手放さないやつです。
ネクタイは「michelsonsマイケルソン」というらしい。初見です。英国製ということで喜んで拾ってきましたが、そんな高級そうには思えない。どんなブランドなのでしょう。まあ、なんでもいいけど。
2/9FRI
CHEANEY ✕ Burberry’s
足元はチーニー製のGoldBond。ソックシート中央にこの書体の「MADE IN ENGLAND」「LEATHER INSOLES」の刻印があれば十中八九それはチーニー製です。WATER BISON = 水牛のアッパーで、強烈なシボ感がお気に入りのペアです。
ネクタイは「Bueberrys」。ライセンスの日本製ではなく英国製の一本。で、最後に「s」のあるものは旧いロゴです。普段はこんなロゴやアイコン的なのがあしらわれたモノは身に着けない主義です。金払った上にブランドの宣伝までさせられるなんてバカみたい。なのですが、ここまで派手なら逆に悪くないかな。賑やかでよろしい。
【16週目】
2/13TUE
Allen Edmonds ✕ HOMME DE NUIT
足元はアレンのケンブリッジ。といえば、すなわちコードバンです。最近あまり履いてなくてほとんど磨いてないんで、「ぬめっ」と光ってません。光り過ぎは好きではないけれど、もう少しコードバンらしい方が良いな。近々磨こう。
胸元はHOMME DE NUITとかいう聞いたことないやつ。110円と安かったんで拾ってきたわけですが、調べてみたらなんと「TOKIO KUMAGI」 ブランドなのだそう。へえ、そんなのあったのね、で、なんかラッキーです。なんだけれども、どうせならTOKIO KUMAGAIの靴に合わせたらよかったな。ダブルジッパーのポストマンを持ってます。次はそいつに合わせよう。
2/14WED
Dack’s ✕ LANCEL
足元はダックス。キャメルスキン=ラクダのアッパーの4穴ダービーシューズです。カナダ靴はエキゾチックなやつが豊富で、ビン靴の中でもお手軽な価格帯のモノが多いです。造りはしっかりしてるし、オススメです。
胸元はLANCEL。よく聞く名前ですがどんなブランドなのかは正直よくわかりません。私が若い時分にオッサンが身に着けてたブランド、てなイメージです。とはいえ、ネクタイなんて見た目が9割です。好みのデザインであればブランドなんかどこでもよい。クラシカルなデザインなら尚更ね。渋めの色柄が結構気に入りました。
2/15THU
PARABOOT ✕ MARK STEPHEN MARENGO
足元はラバーソールのパラブーツ。ブロック体の旧ロゴで1987年製のようです。休日用の1足なのですが、この日は午後から雨との予報もあり、仕事で履いてみました。パラブーツはカジュアルな印象でしたが、ジャケパンなら仕事で履いても思ったよりすんなり収まるみたいです。
ネクタイはマレンゴ。初見です。イタリアかと思ったら英国のブランドなのだそう。あ、ほんとだ。タグにLONDONって書いてある。ただ、調べてみたらイタリア系のイギリス人の方による英国ブランドなのだそう。厚手の生地で長さも十分で締め応えのある一本です。シャツのチョイスは間違えたかな。次は別のやつで。ともあれ、もう1本欲しいな。いいネクタイです。
2/16FRI
Crosby Square ✕ BORDINI
足元はクロスビースクエア。「AIRFILM」という今でいうところのナイキエアーみたいなクッション性を持たせた中敷きが入っています。アッパーはぼろいのですがジャストサイズということもあり履き心地抜群です。
ネクタイはBORDINIとかいうウールタイ。タグに「ITALY」とありますが、技術提携して日本で作られたものだそうです。たぶん昭和~平成初め頃のものと思うのですが、シミもスレも虫食いも何もなくてとてもグッドコンディション。色柄も良くて大変気に入ったかも。いやまあ、だから拾ってきたんですけどね。
てなことで、三連休明けの第16週は4日で終了です。
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【総括】
立春の翌日からの2週間でしたが、いやあ、まだまだ寒い日はあるものの、いよいよいよ春も近いですね。
金曜日の正午の空。
色補正してません。空は真っ青で、陽射しにも力強さが感じられる。すでに冬のそれではないように思えます。こりゃあウールのネクタイの出番もあと僅かだな。で、確認です。
左上のマス目から時計回りに順に締めていってます。
で、右上からの5本✕6マスが昨年秋から予算1万円で漁ってきた30本なわけですが(参考記事「セカストで中古のネクタイを漁ってみた」)、マス目も残りあと3つです。で、ウールのネクタイは左下の右から2本目の1本を残すのみとなりました。出番は再来週ですので、2月中であれば違和感ないでしょう。
そんなことより問題発生。
先週は3連休で月曜はお休み、4営業日でした。なもんで、左から2本めの出番がなかった。さて、こいつ、どうしよう。で、カレンダーによりますと、来週は金曜日が祝日でまたもや4営業日です。
この5本を予定しておりましたが、
どうしよう。どれか1本は出番なしです。で、先週分と今週分で2本が村八分となってしまう。うーむ、どうしよう。30本全部締め終わったあとにはオールドグッチのネクタイたちが控えております。で、そいつらをひと通り締め終える頃にはゴールデンウイーク間近。
1マス1週のペースは崩したくないので、出番のない2本はそのまま締めずにおいておこう。一通り締め終わったあとに登板させるか。いっそのこと転がすか。しばし検討です。
いやはや、昨年12月に買った靴のメンテもまだ終わってなくて、ネクタイにはあまりかまってられない。ということで、機械的に処理するために買った順に締めてくことにしたのに、思いもよらぬところで中古のネクタイの処遇を考える羽目になってしまいました。
いろいろと忙しい。
(おしまい)