旧いポストカードの街角(その2)

こんにちは、ばしです。

 

旧いポストカードを集めてます。

いつもebayで海外のセラーから。けれど、最近は買ってなかったな。円安などもあって以前よりもかなり割高になってしまったことが理由です。ただ、円安を考慮せずとも全体的にかなり値上がりしてるような気もするな。

まあね、安いお買い得なやつばかり漁ってました。送料込みで千円前後程度。そんなのが減っただけかもしれないな。そんなことで、このところすっかりご無沙汰だったのですが、ふと思いたってebayを覗いてみたところ、以前のようなお安いのに遭遇、久しぶりにとぽちってみました。

こいつ。

 

 

“Flosheim SHOES”

「旧いポストカードの街角」ですが、「旧いフローシャイムな街角」なポストカードばかりを集めている次第です。ええ、我ながら相変わらずのオタクっぷりです。

“Main street Mackinac Island Michigan”

 

とあります。
今回のはミシガン州のようです。
馬車が走ってます。
いつ頃の年代なのでしょう?

で、一応透明の袋に差し込まれていたのですが、

袋の入れ口側の方がよれてしまってます。
なぜかといいますと、

おお、封筒の三分の一ほどが濡れてます。
6月初めのこの日は台風2号の影響で午後から激しい雨風が。そんな中、配達されてきました。郵便屋さんが激しい雨の中をバイクで走っている途中で濡れてしまったようです。おお、雨の中ご苦労さん。まあ、そんなこともあるわな。けど、台風のときは運転危ないし、無理せんでええよ。

おかげで切手をはがす手間が減りました。
ええ、実は私、海外の切手も集めて・・・、はおりません笑。とりあえず、濡れたまま放置はできませんので、1週間ほど本に挟んで乾かしてみました。

「日本精神の研究 by 安岡正篤」。
我が家にこんな本あったっけ?

おお、そうだ、すべての漢字にルビがふられていて、それが逆に読みづらくてほとんど前に読み進めなかったやつです。ともあれ、濡れて撚れてしまった方を置くまで差し込んでおいたら、

見慣れない漢字と仮名に挟まれての緊張のせいでかなりしゃきっとしました。なわけないな。ただまあ、革靴にはシューツリー、濡れたポストカードにはハードカバーの本、ですね。

さて、そんなことで、

ミシガン州のマキナック島、でよいのかな?
そちらのメインストリートに行って見よう。
で、そもそも、ミシガン州って内陸ですよね?
内陸に島なんかあるのか?

グーグルマップで調べてみました。

マキナックではなく「マカノー」「マキノー」と呼ぶようです。
ミシガン州とのことですが、ミシガン湖とヒューロン湖の境目のヒューロン湖寄りのところに浮かぶ小さいな島のようです。

ところで、今回のこのポストカードはカナダのセラーから買いました。オンタリオ州の「シムコー」とういう街にお住まいの方のようなのですが、シムコーってどの辺?どのくらいの距離感?

へえそうなの、そこ、カナダなのね。
北東にトロント、南西にデトロイト、結構都会に近い街のようです。いずれにせよ、どちらも五大湖周辺の街、ということのようですが、結構遠いな。空路でも4時間半くらいかかるようです。アメリカって広いな。

余談ですが、シムコーの西隣すぐの「ロンドン」という街は、カナダを代表するシューメイカー「マクヘイル」の創業の地であります。そう、五大湖周辺はアメリカとカナダのシューメイカーの創業地が集中しているエリアです。

以前の記事「カナダ靴の世界」をまとめた際に作成した地図です。
今回のフローシャイムの看板は、シカゴからミシガン湖東を北上してマカノー・アイランドへ至る、とのことのようですね。

 

さて、そんなマカノー・アイランド。

ち、小さいです。

島の面積は約49平方キロとのことですので、島の直径の長いところでもせいぜい5~6キロ、といった感じでしょうか。おお、これは見つけやすいそうです。フェリー乗り場のある島の南部から空港のある西側が栄えているようです。ピンクの丸はホテルでしょうか。このあたりから散策してみよう。

おおっ、素敵です。
白い建物はチャペルでしょうか?
クルマが一台も走ってません。

北西方面へ進んでみましょう。

げっ、馬車です。
車はないのか?いったいこれはいつの時代の写真なんだ!?

さらに進みますと、少し賑やかそうなところに出てきました。
通行人が四人、道を渡ってます。アビーロードか? いや、アメリカです。

さらに進んでみますと、

通りの両側にお店がずらり。メインストリートっぽいです。
お、右側の建物の2階。

カンバンがぶら下がってます!!!
犬の絵が描いてありますが、以前からそうだったとは限りません。いずれにせよ、近そうです。少しずつ前進です。

おおっ!? 
ここではないのか??
比べてみよう。

右奥の三角屋根が特徴的な建物。

おお、今もそのままっぽい。

 

その手前のカフェの看板。

おお、スタバになってるやん。

 

6つある窓の奥から5番目あたりにFlorsheimの看板。

看板は違えども場所は変わりないようです。

このフローシャイムの看板のあった靴屋、今は何をやっているのでしょう。

看板には「JOANN’S FUDGE」とあります。
貼りだした屋根の所為で暗くて中の様子が見えない。
ググって調べてみました。

スイーツのお店になってました。
お土産物にいかがでしょう?
ちなみに、場所はこちらです。

島にお越しの際はぜひお立ち寄りください。

 

 

ともあれ、

この風景が、

今はこう、であることは間違いないようです。

 

 

☆★☆★☆

 

 

今回は「島」。それもとても小さな島でしたので、比較的簡単に突き止めることができました。

昨年末に手に入れたこいつ。

このときは今回よりもだいぶ苦労しました(過去記事)。まあ、しつこく根気よく探せば発見できそうなことはわかりました。きっとほかのケースでもなんとかなるでしょう。

ええ、

ほかにまだ10枚あるんですよね。

乗り掛かった舟ですし、この街角が今どうなっているのか、調べないわけにはいかないですね。おお、先はまだまだ長そうです。次はどの町に行こうかな。

 

ところで、今回のマキノー島、なんでクルマが走ってないのかな。

と思い調べてみましたところ、なんと!この島は自動車が禁止されているのだそうです。移動は自転車か馬車。らしい。お陰で昔ながらの風景が今も保たれている人気の観光スポットなのだそうです。

おお、それは素敵ですね。
そんな街があることを知れてラッキーでした。
次の街角でもまた新たな発見があるかもね。
楽しみです。
ともあれ、今回はこれにて任務完了です。

 

ミッション・コンプリート。

 

(おしまい)

 

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2件のコメント

  1.  
       ばしさん

    お疲れ様です。例のマキノー島、うまくたどり着けたのですね。しかも、明らかに痕跡を残している。一度、行ってみたくなりますね。
    引き続き楽しみにしています。

    1. しんのすけさん
      お疲れ様です。おっしゃる通り、痕跡いっぱいで分かりやすかったです。
      3枚目、仕掛中なのですが、一転して痕跡どころか風景変わってるみたいで苦戦中です。
      ま、ぼちぼち頑張ります笑。

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